■かな漢字変換
漢字を入力する場合には、通常かな漢字変換を使います。ひらがなで文を入力した後[変換]キーか、[スペース]キーを押して漢字に変換します。目的の漢字が出ない場合は、[変換]キーか、[スペース]キーを数回押すとかな漢字変換の候補が一覧表示されます。目的の漢字を選択して[Enter]キーを押せば確定します。

■カタカナ変換
カタカナに変換する場合は、通常[無変換]キーを使います。ひらがなで入力した後、[無変換]キーを１回押すと全角カタカナに、２回押すと半角カタカナに、３回押すとひらがなに戻ります。[F7]キーや[F8]キーを使ってもカタカナに変換することができます。[Enter]キーを押せば確定します。

■再変換機能を使う
MS-IME98から加わった新機能で、一度変換した漢字を再変換する機能です。再変換したい文字をドラッグして、[変換]キーを押すとかな漢字変換の候補が一覧表示されるので、目的の漢字を選択して[Enter]キーを押せば、再変換が確定します。

Word2000の場合は、再変換したい文字の左端にカーソルを持っていき、[変換]キーを押せば、かな漢字変換の候補が一覧表示されるので、目的の漢字を選択して[Enter]キーを押せば再変換が確定します。

マウス操作だけで再変換する場合は、再変換したい文字をドラッグして、右クリックします。ショートカットメニューの[再変換]を選択すると、かな漢字変換の候補が一覧表示されるので、目的の漢字を選択して[Enter]キーを押せば再変換が確定します。

再変換機能は、再変換機能に対応したアプリケーションでしか使えないので注意してください。

■読みに戻して修正する
文字を入力して変換しようとすると、入力間違いで、もう一度入力し直すことはよくあります。そんなとき、読みに戻してから、修正する方法が便利です。読みに戻すと言うのは、変換前の状態に戻すことです。この方法が可能なのは、確定前の状態ですから注意してください。読みに戻す方法は、以下の操作で行ってください。

文字が変換状態であることを確認して[Esc]キーを押します。方向キーを使って修正したい場所まで戻り入力し直してください。

■地名や人名の変換
MS-IMEツールバーの変換モードボタンをクリックし、メニューから人名/地名を選択してください。かなり難しい地名や、人名も変換することができます。

■テンキーで入力した数字を全角にする
テンキーから入力した数字は半角になりますが、これを全角にするには、入力して、[F9]キーを押せば全角に変わります。この操作を行う場合、日本語入力がONの状態であることを確認してください。

■郵便番号辞書を使って地名を入力する
MS-IMEでは、郵便番号を入力して住所を自動変換することができます。これは郵便番号の数字を入力するだけで住所を自動変換するものです。入力する数字は半角、全角どちらでもよく入力の方法は、７桁の数字を「−」で区切って入力するだけです。

■郵便番号辞書の設定
MS-IMEツールバーのプロパティボタンを押してプロパティを開きます。[辞書/学習]タブを選択して[システム辞書]の中にある[MS-IME 2000郵便番号辞書]にチェックを入れ[OK]をクリックします。

■句読点ごとに自動変換する
MS-IMEでは、句読点を入力するごとに自動的に変換することができます。

句読点変換の設定
MS-IMEツールバーのプロパティボタンを押してプロパティを開きます。[全般]タブを選択し、 [変換]の中にある[句読点などの文字が入力されたときに変換を行う]にチェックを入れて[OK]をクリックします。