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口の中のトラブル

●あご(顎間接)がおかしいという症状には、さまざまな原因が・・・・
顎関節症は、顎の痛み、顎間接の雑音、口が開かないを、三大主症状とする慢性の病気。
20歳代で多く発生するけど、顎間接の雑音は10歳代に始まる事が多い。
原因は、いろいろ考えられるけど、歯のかみ合わせの異常や、顎の周囲の筋肉の疲労や心意性も疑われる。

顎が痛い、開かない時には、ステーキや、乾物、せんべい・・などの固いものは避ける。

顎が開かなくなった時は、かみ合わせの調節や、スプリント(歯列の表面を蔽うプラスチック製のマウスガードのようなもの)の装着。
レーザーなどによって、筋肉や関節のリラックスをはかったりする治療が行われる。けど、原因は、簡単に分からないことが多くて、心意性の場合は、ストレスから来ることが多いため、診療内科に相談することも必要。
とにかく、日々、心身ともにリラックスすることが大切。

●親知らず
親知らずとは、正確には、第三大臼歯。または、知歯と言われ、奥歯の最も後ろに生えてくる永久歯。
親知らずは、他の歯と同じように、まっすぐ生えてくる人もいれば、斜めになって生えて来る人もいたり、骨に完全に埋まったまま、生えてこない人もいる。
一番奥にある歯なので、汚れがたまりやすく、周りの歯肉が脹れたり、痛みが出たりする。
親知らずに関わるトラブルトラブルを起こさないためには、できるだけプラーク(歯垢)や、食べかすがたまらないように清潔にする。
しかし、痛みで清掃できないことが多いので、消毒薬の入ったうがい薬を利用するのも良い。
親知らずを抜いた後は、周りが腫れている間は、歯を抜くことはまれだけど、いったん症状が治まってから、抜歯をする場合がある。
抜歯の直後は、血がにじむけど、うがいをしすぎると、血が固まらず、ドライソケット(歯を抜いた後にできる骨の穴の部分に最近が感染し、かさぶたができなくなり、治りが悪くなる。)という状態になることがあるので、うがいをしたくても、しばらく我慢すること。
また、抜いた後は、骨がへこんでいるので、場合によっては、食べ物がつまることがある。
そのような時は、軽くうがいをするけど、深く入った場合は、爪楊枝などでかき出そうとすると傷になるので、歯科で取ってもらうようにする。
食事は、香辛料や、味の濃い物、熱い料理は避けて、粘膜を刺激しないようにすること。

●口臭
朝起きた時や、空腹の時の生理的口臭は、唾液の分泌量や、体の代謝の変化によって起こるもので、誰にでもあるもの。
問題となるのは、病的な口臭で、多くが口の中の不潔さ、プラーク、虫歯・・・など、歯周病が原因のことが多い。
口臭の原因物質は、硫化水素や、メチルメルカプタンなど。
また、胃などの消化機関の病気や、糖尿病などの全身疾患がある場合にも、特有の口臭が出てくる。

これらとは別に、義臭症(心理的口臭)といって、周りの人は何も感じないのに、本人だけが口臭があると思い込んでいる場合がある。
これは、思春期や更年期など、精神的に不安定な時期に多く、ストレスなどによるものと考えられている。

●口臭が気になったら
食事は、それが全身疾患によるものでなければ、控えなくてはならない食品は特にない。
口臭の原因となるプラークや舌の汚れは、蛋白質でできているので、パイナップルに多く含まれている、ブロメリンという物質は、蛋白質を溶かす作用があるので、このような蛋白質を多く含む食品、(キュウイフルーツ、マンゴウ、パパイア、イチジクなど)を食べることによって、汚れがつきにくくなる。
けど、ブロメリンは、60℃以上の熱に弱く、加熱したものや、缶詰にしたものは、その効果は期待できない。
 しかし、口の中の病気や、不潔さが原因で口臭がある場合は、食べ物の工夫だけでは対処できるものではなく、ブラッシングによる、プラークコントロールが一番大切。
また、舌の汚れは、舌ブラシなどでの清掃も効果がある。けど、舌ブラシでの清掃は、舌の表面を傷つけないように、力の入れ方や頻度には、配慮が必要。
歯石や、タバコのやになどの沈着物は、歯ブラシでは取り除くことができないので、専門家による口腔のケアーが必要になってくる。

●歯周病
歯周病とは、歯の周りの組織の炎症をさす。
歯肉炎と歯周炎を含めて、歯周病という。
歯肉だけにおこるものは歯肉炎で、これは、歯ブラシでのブラッシングをきちんと行えば、ほぼ治まる。
けど、歯根幕や、歯槽骨にまで炎症が及ぶと、歯周炎(歯槽膿漏)となり、歯科による専門的な治療が必要になる。

歯周病にかかる原因は、さまざまで、最も重大な要因は、プラーク。
プラークは、歯の表面を拭うと取れる粕のようなもので、細菌の集合体。
これが、歯の周りの組織に悪影響を及ぼし、歯肉を腫れさせたり、顎の骨を溶かしたりするので、その結果、歯がぐらぐら揺れたり、膿が出て口臭がするようになる。
その他の原因としては、全身疾患による(白血病や血友病)、血液疾患があると、歯肉から出血しやすくなる。
糖尿病患者では、歯周病の発生率が非常に高く、強い関連性があると言われている。
また、タバコは、血液循環を悪くするので、喫煙者は、歯周炎にかかる率が多いとも言える。

●歯周病になったら
食事は、キュウリ、レタス、キャベツ、ニンジン、ダイコン・・といった、繊維質の強い野菜を生で取ると良い。
このような食品には、歯や粘膜への清掃効果があり、歯にプラークをつきにくくする。
また、レモン、オレンジ、イチゴ・・・など、ビタミンCを多く含んだ食品は、歯肉を引き締め、出血を抑える効果がある。
歯周病の最大の原因は、プラークだから、プラークコントロールが大切。
まずは、ブラッシングを中心とした、歯垢清掃、をきちんと行うようにする。
また、殺菌剤や酵素を応用したものも効果的だから、市販の歯磨き粉や、うがい薬などの説明書きをよく確認して、歯周病用の成分が含まれているものを利用すると良い。

●口内炎
口内炎とは、口の中におこる、さまざまな炎症のこと。
ほおっておいても治ってしまう軽いものから、治療が必要なものまで、さまざまな種類がある。

口内炎の種類
アフタ性口内炎
口内炎ができたというと、一般にはアフタ性口内炎をさすことが多いアフタというのは、白くて丸い球状のできもの。
アフタ性口内炎には、ウイルスの感染によって生じるもの(単純疱疹、帯状疱疹、手足口病など)と、感染以外で生じるものとがある。
ウイルス感染による場合は、感染者の唾液が飛んだり、口の中を触って、黴菌の付着した指が、他の人に触れたり、唾液が他の人の口に入ることで移る場合がある。

感染以外の原因のものには、全身の病気(クローン病、ベーチェット病、潰瘍性大腸炎など)や、外傷によっておこるものがあり、また、原因不明のものもある。
ベーチェット病とは、20〜30歳代に後発する慢性の全身性炎症疾患。
原因は不明だけど、遺伝的素因も関係ある。
連鎖球菌の感染も干与していると言われている。

治療は、再発性アフタには、ステロイド剤の軟膏や調布剤、ふ噴霧剤を使用。
全身症状には、ステロイド剤、免疫抑制剤、を服用。

カタル性口内炎(単純性口内炎)
細菌が感染することによっておこる口内炎で、風邪の時や疲れている時、胃腸が弱っている時におこりやすくなる。
また、ビタミンB群の欠乏や、過剰な喫煙などによってもおこる。
それに、口の中が不潔だとかかりやすく、熱を持つこともある。

潰瘍性口内炎
多くが痛みを伴い、癌との区別がつきにくく、出血しやすくなっている。
体の抵抗力が弱っていたり、過度のストレスを受けていたりするとおこるものや、歯や入れ歯(義歯)が欠けて、鋭くなっている部分が、粘膜を傷つけて潰瘍がてきて、炎症をおこすものなどがある。

カンジダ性口内炎
真菌の一種のカンジダ菌は、口腔内状在勤菌なので、病気でなくても、口の中にある程度の数は住み着いている。
けど、体の抵抗力が弱っていたりすると、菌が過剰に増殖するため、舌やほほ粘膜が炎症をおこして赤くなり、痛みがあったり、時には、味が分からなくなったりする。
また、入れ歯の表面は汚れがたまりやすく、ここにカンジダ菌が増殖して、カンジダ症を引き起こすこともある。

口内炎になったら
体力が弱っていると、ウイルスや細菌に感染しやすいため、口内炎ができやすく、また、口内炎が治りにくくなる。
食事は、体力をつけるために、栄養価の高い献立を工夫する。
カタル性のものは、ビタミンB群を多く含む食品(緑黄色野菜、肉類、卵、牛乳、豆類、胚芽精米ご飯など)を食べるように心がける。

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