近所のおじさんたちの勘違い

この辺りは、とても田舎で、まだまだ、昔ながらのしきたりが残っていて、意外な勘違いも多い。
おじさんたちの勘違い↓

その1
この近所のおじさんが、初めて一人で東京へ行ったときのこと。
それまで、おじさんは一人で大都会へ行ったことがなかった。
それが、出張で、東京行きを命じられた。
そのおじさん、仕事ともなれば、一人で行かないわけにも行かず、初めての挑戦をした。

東京駅まではどうにか行くことができ、無事、新幹線から降りることができた。
おじさんは、やれやれと畝をなでおろしたのもつかの間・・・。
まだまだ、電車や地下鉄を乗り継がないと、目的地に着くことができなかった。
東京の電車に乗るのは、もちろん、初めての経験。
周りの人に聞いたり、駅の案内板を見て、次の乗り換え地点までの切符を買った。

切符を買ったのはいいけど、おじさんには、初めての経験ばかり、電車に乗るのも一苦労。前の人のまねをして、さも慣れているように、自動改札口に、切符を入れた。
そこまでは、おじさんも、なかなか上出来・・・。
得意になって、電車に乗り込んだおじさん、電車を降りて、真っ青に・・・・。
そう、そのおじさん、手元に切符がないことに気がついた。
けど、自動改札に入れた切符だから、自動的に、目的地の改札口に着いているだろうと思った。
その後、そのおじさん。どうして、改札を通り抜けたのだろうか・・・?。
いくら、文明の力が進んでいるとはいえ、自動的に切符が着くわけないわなあ・・・。

その2
数年前の社員旅行の時のこと。
近所のおじさん、少し持病があり、いろいろな薬を持ってきていた。
宿についての次の朝のこと。目が覚めて見ると、体のあちこちがかゆくて、ぶつぶつが出ていた。
そのおじさん、持参してきた薬を探していたら、湿疹などにつける軟膏を見つけた。
用心のために、旅行に行くので、行きつけの主治医に、傷薬なども出してもらっていた。
持病の薬を飲んだ後、そのおじさん。急いで、外に出た。
部屋の人は、どうしてだろう・・・・と、不思議に思っていたら、数分して、何食わぬ顔をして、そのおじさんが帰ってきた。
部屋の人が、「こんな朝早くから、どこへ行っていたんだ?」と聞くと、そのおじさん、「外に、薬をつけに行っていた。」・・・と。
「また、わざわざ外まで行って・・・。」と聞くと、そのおじさんの答えは、「ぶつぶつに、つけろうと思って、その薬袋の能書に、『外用薬』と書いていたので、この
薬は、外でつけるがじゃと思って・・・。」と言ったという。
嘘みたいなお話だけど、薬の勘違いは、案外多いもの。
座薬と書いているので、座って飲んだとか、食管薬と書いているので、ご飯を少し食べて、薬を少しのみ、また、ご飯を食べ、薬を飲み・・・なんて、人もあるくらいだから・・・。

その3
これは、近所のおじさんの勘違いではなくて、アウリンの一番近くにいる人の勘違い。
そのおじさん、まだ若いのに、やたら、迷信のようなものを信じている。
息子が高校の時に、バイクを買った時のこと。
一日でも、早く乗せてあげたいと思い、暦を見たところ、バイク屋さんが持ってきてくれる日は、13日の金曜日になっていた。
迷信を信じているおじさん、『これが、たまるか・・・。』と思い、自分の車で、わざわざ取りに行き、得意げに、息子に乗らせていた。
その晩のこと、おじさんの兄が家に来て、ニコニコしながら、「お前なぜ、今日バイクを取って来たがぞ?。」と聞いた。
すると、おじさん、「バイク屋が持ってくると言う日は、13日の金曜日じゃけん、取って来たがよ。縁起が悪い日に、わざわざおろさんでも・・・。」と言うと、すかさず兄が、「ばかやねや、13日の金曜日が、縁起が悪いというのは西洋の迷信ぞ。
今日は、どんな日か知っちょるか?。今日は、仏滅ゾ・・・。」
それを知ったおじさん。
これは、えらいことになっては大変と思ったのか、お坊さんのおじいちゃんが作ってくれたという、バイクにつけるお守りを持ってきて、「守ってやってくれよ、守ってくれよ・・・。」と、お仏壇の前で何回も頭を下げて、一生懸命拝んでいた。
そのお願いが通じたのか、息子のバイク事故も一度もなかった。
それにしても、仏滅にバイクをおろしてしまったから、息子の帰りが遅い時などは、はらはらどきどきの時もあったろうなあ・・・・。

バイクの時には、とんだ勘違いをしてしまったものだから、車を買った時には、入念に調べたのではないかなあ・・・・。こんな迷信おじさんにも、ほんと、困ったものだわ〜〜〜。

おまけ
おじさんたちの勘違いは、まだまだある。
ある職場での、お昼休みの雑談の時のこと。
その日は、社内の健康診断の日だった。
生活習慣病が気になるおじさんたちが集まって、検査結果などの話をしていた。

一人のおじさんが、「糖尿病と言うのは、尿に糖が混じって流れ出るのだから、血液の中は、糖分が足りんようになっていることじゃろうがえ?。」と話はじめた。
そばで聞いていた30代の男性が、腑に落ちないような顔をして、答えに困っていると、その課の課長さんが来て、「お前ら、なせぞ。えらい、難しい顔をして・・・。」
すると、30代の社員が、「ねえ、課長さん。糖尿病というのは、糖が尿に混じって流れ出るのだから、体の中は、糖分の少なくなったことを言うんですよねえ?。」
すると、課長さん、「お前ら、そんなことも知らんのか。そうに決まっているじゃないか。」と言ったという。

それを聞いていた夫、彼もまた自信がなかったのか、家に帰ってきて、アウリンにそのことを聞いた・・・という、なんとも、浅はかな糖尿病談義だったようだ。
その職場では、これからますます、糖尿病の人が増えるんじゃないかな?。
なん瀬、糖尿病は、体の中の糖分が薄くなっていることだと思い込んでいる社員が多いんだか〜〜ら。
来年の健康診断では、その課は、糖尿病の人たちだらけだったりして〜〜ね。

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