みなさん、こんにちは。今年も、若葉の季節になりましたね。
今号の『yuukoのほっと一息』ですが、筆者の都合により、アウリンが担当させていただきました。
今号は、アウリンが小学校でお話している中の、ほんの一部ですが、『みんなは、自分のことすきかな?}』というところを書いてみました。

みんなは、自分のことが好きかな?。
私は、目が見えない自分のことがとてもいやだったし、どうして、自分だけが目が見えないんだよと、周りと比べてばかりでした。
そんな時、ある市役所のデータ化のお仕事をするようになったんだよね。
そのお仕事というのは、本にしているものを、スキャナというパソコンに繋いで使う機械を使って、電子化するお仕事です。
小学生のみんなには、このお仕事のことは難しいと思うけど、本に書いたものを機会でパソコンに取り込んで、取り込んだ文に、間違いがないかどうか探すお仕事です。
その作業には、耳が聞こえないお母さんも、お仕事をすることになりました。
そのお仕事は、とても大変で、最初の頃は、みんな間違いがうまく探せなくて、時間がたくさんかかっていたけど、少しずつ慣れてきて、間違いも少なくなりました。
けど、耳の悪いお母さんは、人が話していることを聞いた事がないから、話言葉の間違いがあんまり探せなくて、お仕事の方があまり進まなかったんだよね。
私は、しばらく様子を見ていたけど、お仕事があまり進まないので、ある日、そのお母さんを呼んで、「やっぱり、耳が悪いあなたには、しゃべり言葉の取り込みミスを探すのは、ちょっと無理ではないかと思う。」と話ました。
すると、そのお母さん何ていったと思う?。
私たちなら、何度やってもうまくできなかったり、周りの人はどんどん進んでいるのに・・・。やっぱり、自分には無理なんだと、すぐにあきらめたり、回りの人と比べてしまうよね。
けど、そのお母さんは、「あのね、代表。私、最初は1000箇所も間違えていたのよ。けど、今はその半分になってるじゃない。もう少しすると、みんなに追いついて見せるから、もう少し、様子を見てください。」と言いました。
私は、そのとき、お母さんを呼び出したことが恥ずかしくなりました。
それは、どうしてかというと、私は、今まで周りと比べてばっかりだったからです。
自分の成長、変化に気づかないで、いつも、人と比べてばかりいたのだなと、気がついたからです。
そのお母さんの考えを聞いて、自分がとても恥ずかしくなりました。

みんなも、テストのことで考えて見ようか。
自分は算数が苦手で、どんなに勉強しても、50点しか取れなかったのが、今度のテストの時には、今まで以上に必死に勉強して、初めて80点取れました。けど、クラスの平均点は85点でした。
みんなは、初めて80点取れたこと、どう思う?。
そう、答えは2つだよね。
初めて80点取れて、とてもうれしいと思うのか、80点取っても、平均点が85点だから、やっぱり、自分は平均点も取れないだめなやつだと思うのかの、どちらかだよね。
80点取れてうれしいと思う人は、さっきのお母さんのように、周りと比べないで、自分の成長や変化を大切にできる人だと思います。
反対に、80点取っても、平均点より下だからと思ってしまう人は、周りと比べている人だよね。
周りと比べるということも、たまには必要だと思うけど、やっぱり、みんなには、自分の成長や変化に気づいて、『頑張ればできるじゃないか』という気持ちや、『頑張れた自分』を知って欲しいと思います。
頑張れた自分を知ると、とても、勇気がわいてくると思うし、自分のことが好きになれると思うよ。

私も、目が見えなくなった頃は、周りと比べてばかりで、自分のことがとてもいやだったけど、今は、頑張ればできるんだと思える自分が、好きになって来ました。
みんなも、自分の苦手なところばかりを気にするのではなくて、得意なこともあるんだよな、頑張ればできたことも、たくさんあるし・・・と思うと、自分が好きになれると思うよ。
それと、自分のことが好きになると、よし、今度は、苦手なことも頑張ってみようかという気持ちがわいてくるんじゃないかって思うよ。

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