ふしぎ

夢の不思議

「我輩の辞書に不可能という文字はない」と豪語したあの有名な皇帝ナポレオンは、1にち3時間しか寝なかったといわれているけど、夢は見たのだろうか?。
あのレオナルドダビンチも、4時間おきに15分間、1日合計で90分間眠るだけだったと言われているし、10月30日に、世界最高歳116歳で亡くなった「本郷かまたさん」は、晩年2日起きていて2日寝るという変則的な眠り方をしていたらしい。

長生きするには、長眠、短眠どっちがいいの?。
アメリカで、睡眠時間と寿命の関係について6年間に渡って追跡調査が行われ、その結果、最も長く生きるのは1日6〜7時間眠る人で、最も短命なのは、1日4時間以下の人だったそう。
睡眠は、筋肉の緊張をといて、体を麻痺状態にし、全身を休ませて疲労を快復させるというのが大きな役割。けど、大脳が非常に発達した人間には、睡眠に新たな役割がブラスされたという。
人間は他の動物と比べて、高度な頭脳を持ち、日中フル回転させてレベルの高い知的活動をするため、人間には、大脳を休ませる必要が出てきたそう。
睡眠は、脳をうまく働かせたり、うまく休ませたりするために発展をとげたらしい。
睡眠には、2種類の睡眠状態があるそうで、1つはレム睡眠、もう1つはノンレム睡眠。
レムは、高速眼球運動で、閉じたまぶたの上で、眼球が急速に動くを示し、全身が疲感してぐったりしているのに、脳は覚醒している状態で、脳の機能調節の役割を果たしているそう。
ノンレム睡眠は、レムのない眼球の動かない眠りで大脳を休息させるもの。
全身がぐったりするレム睡眠に対して、寝返りをうったりするけど、脳はぐっすりと休んでいる状態だそう。

人間をはじめ、動物には脳内時計といわれているものがあり、睡眠も脳内時計によって推移されているらしい。
脳内時計は、脳に対して「起きろ」という覚醒信号を送る働きをしていて、覚醒信号は朝から午前中が強く、午後から弱まっていき、起きている時間が長くなるほど、眠気が増加するそう。
脳内時計にはおもしろい性質があり、光を浴びることでいったんリセットされるけど、午前と午後ではリセットの仕方が違うらしい。
午前中は、実際の時間よりも脳内時計を進ませるのに対して、午後になると遅らせる。
夜更かしして夜遅くまで光を浴びていると、時計は遅れ朝目覚めにくくなり、眠気を感じる時間も遅くなり、さらに、寝る時間が遅れる悪循環におちいるそう。

満足できる睡眠ってどんな眠り。
ここでチェック。あなたの睡眠は正常?。
・就寝、起床時間が日によって違う。
・休日は、平日より3時間ほど多く眠る。
・眠る前、2時間以内に食事を取ることがある。
・寝る前、3時間以内に酒を飲む。
・タバコを吸う。
・寝る前ニュースなどの硬めの番組を見る。
・寝る前に、硬めの新聞や本を読む。
寝る直前まで仕事をすることがある。
・仕事などで強いストレスを感じる。
・夜中に何度も目が覚める。
・十分寝たはずなのにすっきりしない。
・寝付けない時でも、無理に眠ろうとする。
・集中力がなく、物忘れが激しい。
・寝返りはあまりうたない。
・最近運動不足だ。

あなたは、何個あったのかな。5つ以上あれば、満足な睡眠ができていないそうよ。

どうしたら、満足のいく睡眠ができるの?。
私たちは、早寝早起きが大切だと思ってるけど、早寝早起きより、早起き早寝の方が大切。意味は同じだと思うけど、いくら早く寝ても、あくる日早く起きられるということは少ないらしい。
人間は、24時間を刻む脳内時計を持っていて、この時計は午前中に光を浴びると、針が進むけど、深夜まで明るい部屋で光を浴びていると、針が遅れるという性質があるそう。
1時間脳内時計が遅れてしまうと、朝7時に起きたくても、8時にならないと目が覚めない。遅れを修正しようとその日の晩にどんなに早く寝ても意味がないそう。それでは、脳内時計を早めることができないかららしい。

だったら、どうすればいいの。
少し無理してでも早く起きて光を浴びることが大切。早起きしないことには、早寝には繋がらないということだそう。
それと、寝酒もよくないみたい。飲んだ方が寝つきはいいけど、2・3時間すると目が覚めてしまい、深い眠りが得られない。
なかなか寝付けないままに朝を迎えると、二日酔いに睡眠不足が重なって、寝起きも最悪。ということらしいので、眠剤代わりの寝酒はあまり好ましくない感じ。
それと、お腹がすきすぎ寝にくそうだと思う時は、甘い物や暖かいミルク、ビスケットなどがお勧め。チョコレートやコーヒー、タバコなどは、活性作用があるからゴハット。

だったら、不思議な存在、夢は一体いつ見るの?。
夢は、浅いノンレム睡眠の時でも見ることがあるけど、多くの場合、大脳が活動しているレム睡眠の時が多いらしい。
夢をみるのは、目や耳から取り入れた情報は、脳内を電気信号として伝わり、メンテナンスとして、電流を流してチェックを行う。
この電流が視覚野を流れると、実際に目で見たのと同じ現象が起こり、あだかも映像を見たような状態になるのが夢と考えられているそう。チェックのための電流なので、脳内をランダムに流れていくため、夢の中では、分かれた恋人や幼なじみが一緒に登場したりして、現実には起きえない場面が頻出するけど、ランダムに流れる信号や、闇雲に過去の映像を再生するのが原因らしい。
映像はランダムに出現するけど、過去に、全く経験のない場面は出てこないそうで、その時、の寝ている環境や温度、周囲の音などの影響を受けながら、比較的最近頭に思い描いていたことが夢に出るよう。

夢は怖いことやいやな物を見ることが多いのはなぜ。
レム睡眠の時は、感情を安定させ、神経を鎮めるセロトニンなどの脳内物質の働きを止めていて、うつに近い状態にあり、怖いとか、悲しいといった、マイナスの感情が出てきやすい傾向にあるためだそう。けど、夢には不快なものだけでなく、楽しい夢も存在し、レム睡眠中に強制的に目覚めさせると、楽しい夢をみていたと言う人が多いらしい。
一方、不安や恐怖を煽る夢は、強い覚醒を引き起こすため、内容をはっきり覚えている傾向にあるのだそう。だから、楽しい夢では目覚めることが少ないため、みたことを覚えていないんだって。
実際につらい出来事を体験した後、夢で、そのつらさを追体験すると、むしろ、精神が安定するという報告があるそう。

夢と記憶には、深い関係があると考えられているようで、レム睡眠中のメンテナンスは、記憶の整理まで及び、その日に体験した出来事や覚えた物事を再生しつつ、必要なものを大切に保管する作業をしているらしい。
夢の効果を最大限に生かすためには、深く長い十分な睡眠が大切で、レム睡眠が、一晩に数回出現し、回を重ねるごとに継続時間が長くなること、これがカギ。
記憶を増強し、長く忘れないものとして固定させる働きは、睡眠開始から5・6時間の間にはほとんど機能しないらしくて、何度目かのだんだん長くなったレム睡眠になって、はじめて記憶が固定されていくのではないかと考えられているそう。
記憶を脳に刻み込むには、睡眠時間を長くする必要があるらしくて、ことに、スポーツや楽器演奏など、体で覚える技能ほど、その傾向は強いそう。
荒唐無稽でばかばかしい内容が多い夢だけど、決して無駄な存在ではなくて、脳に不可欠な機能として、上手く活用すれば、いろいろ楽しいかも・・・・・。

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