ふしぎ

どうして、風の字がつく病気が多いの?

娘が看護師になった頃、昔からある病気には風という自我ついているものが結構あるけど、なぜだろうねと話していたことがあり、理由が分からないままになっていたけど、ふとしたことで、あるmlにその理由が投稿された。何年も分からないままでいたのが、これでやっと疑問が解けた。

そのmlの投稿によると、昔は、病気は風や天気が運んでくるものと考えられていたらしく、その証拠に病名を見れば、痛風や風疹、破傷風など風という文字がついているんだとか。
鎌倉時代には、頭痛を頭風と呼んでいたり、さらに、脳卒中は中風、リュウマチは風毒、水疱瘡は風痘、ジフテリアは馬痺風、赤痢は風痢(ふうり)などのように、風の文字がついている。

中国では、昔、天気は気候が持ってきたと考えられていて、気候には、六つの気があり、風気、寒気、暑気、湿気、乾気、火気があり、それぞれが病気を持ってくると考えられていたそうな。

寒気と暑気は六腑に、湿気や乾気、火気は皮膚や肉、筋、脈、腱などに病気を起こすと考えていた。

そして、風気は、五臓を害すると思われていて、その最たるものに風邪(ふうじゃ)があり、その風邪の呼び方に、日本では平安時代には、咳病、または、しわぶき病と呼んでいたそう。これは、咳をすると唾が飛び散るところからきた呼び名だとか。それが、室町時代になって、中国から風邪という呼び方が入ってきた。それが、風疾(ふうしつ)流行り病、傷風(しょうふう)などのように変わってきたとか。

また、インフルエンザと言う言葉も、すでに江戸時代にあり、印沸魯英散と書いてインフルエンザと読ませていたとか。そして、明治になると流行性感冒という言葉も出てきた。

現代では、風邪が流行するとAホンコン型とか、ロシア型などと呼ぶけど、その当時に流行ったインフルエンザにも名前がついていて、例えば、1776年に「おこま」と言う浄瑠璃が大変人気があり、その年に流行った風邪を「おこま風邪」と呼んだり、1781年に、長野県の信濃で流行った風邪を「信濃風邪」と、1784年の天明飢饉の年、横綱の谷風がかかったので、そのまま「谷風邪」と呼び、そして、八百屋お七がかかった年には、「おしち風邪と呼ばれたり、1808年には、ねんねこしゃっしゃりまーせの歌が流行った年なので、「ねんころ風邪」と、1854年には、アメリカから黒船がやってきたので、「アメリカ風邪」と言う風邪が流行したとか。
今年は、一体どんな型の風邪が流行るんだろうか・・・。
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