四文字熟語
ま行


「ま」
☆満身創痍,まんしんそうい,…全身に傷を追っていること。そこから、精神的に痛め付けられた状態を言う。


「み」
☆名詮自性,みょうせんじしょう,…名がその物の性格を現すと言うこと。

☆未来永劫,みらいえいごう,…来世に渡り、永久に続くこと。


「む」
☆無為徒食,むいとしょく,…何の仕事もせずに、ぶらぶら遊び暮らすこと。

☆無為無策,むいむさく,…何の対処もせず、腕をこまねいて傍観していること。

☆無我夢中,むがむちゅう,…自分のことを忘れ、物ことに心を奪われること。

☆無芸大食,むげいたいしょく,…身に何も芸を持たず、ただ、大食いをすること。

☆無間地獄,むげんじごく,…苦しみの絶え間のないこと。

☆無罪放免,むざいほうめん,…罪がないことが分かり、解き放されること。束縛がなくなり、自由になること。

☆無知蒙昧,むちもうまい,…知識が足りず、物事の道理に暗いこと。愚かなこと。

☆無二無三,むにむさん,…仏となる道は1つで、2つも3つもないこと。唯一、無二であること。また、1つのことに専念すること。

☆無念無想,むねんむそう,…無我の境地に到達した、無心の状態。邪心もなく、余分なことを何も考えない状態のこと。

☆無病息災,むびょうそくさい,…病気もなく、健康なこと。

☆無味乾燥,むみかんそう,…味わいも、憂いもないこと。内容が単調で、何のおもしろみも、趣向もないことを言う。

☆無理往生,むりおうじょう,…強引に承知させたり、従わせたりすること。

☆無理難題,むりなんだい,…とても、解決できそうにない、難しい問題。

☆無理無体,むりむたい,…相手の考えを無視して、強引に押し通すこと。

☆無理矢理,むりやり,…強いて行なうこと。


「め」
☆明鏡止水,めいきょうしすい,…曇のない鏡と、静かな水。転じて、邪念がなく、静かに澄んだ心境のことを表す。

☆明眸皓歯,めいぼうこうし,…澄んだ瞳に、白い歯。非常に美人の例え。

☆明々白々,めいめいはくはく,…明らかで疑う余地のないこと。

☆目茶苦茶,めちゃくちゃ,…道理に合わないこと。どがひどく過ぎること。

☆面従腹背,めんじゅうふくはい,…表面は、従うように見せかけ、内心では、反攻すること。

☆面帳牛皮,めんちょうぎゅうひ,…牛の皮のように、いっぱいに張っていること。あつかましいこと。

☆面目躍如,めんもくやくじょ,…姿が、生きいきと現れること。転じて、世間の評判通りの活躍をすること。


「も」
☆盲亀浮木,もうきふぼく,…めぐりあうことが、非常に難しいこと。盲目の亀が、浮く木に会うことのむずかしさを例えたもの。

☆孟母三遷,もうぼさんせん,…孟母とは、孟子の母親です。孟子の母親は、大変子どもの教育に熱心な母親でした。最初、墓地の近くに住んでおりました、すると、子どもの孟子は、おもしろがって葬式の真似事を始めました。教育に悪いと言うことで、今度は、町中に引っ越しました。すると、今度は商人の真似をするようになりました。これはいかんと、今度は学校の近くに引っ越ししました。すると、やっと、孟子は進んで勉強をするようになったと言う話。

☆門外不出,もんがいふしゅつ,…重要な物を秘蔵して、外に持ち出さないこと。

☆門前雀羅,もんぜんじゃくら,…尋ねる人が少ないので、門前は、雀を捉える網がはれるくらい寂しいこと。寂れていることの例え。



 四文字熟語 トップにもどる