☆山母子(やまははこ)…キク科 ヤマハハコ属
分布→北海道 長野 石川以北
開花期→8月〜9月
花色→淡い黄色
高さ→30〜60センチ
山地や高原などの、日当たりの良い所に生える多年草です。
固まって咲きますから、よく目につきます。
☆薮煙草(やぶたばこ)…キク科 ヤブタバコ属
分布→日本全土
開花期→9月〜10月
花径→約1センチ
花色→黄色
高さ→30〜150センチ
薮に生え、葉がタバコに似ているところから、この名前がつきました。
花の頃、葉が枯れることが多いです。
☆雁首草(がんくびそう)…キク科 ヤブタバコ属
分布→本州 四国 九州 沖縄
開花期→9月〜10月
花径→6〜8ミリ
花色→黄色
高さ→30〜60センチ
花の様子が、キセルの雁首に似ているところから、この名前がつきました。
山野の林の中に生える多年草です。
☆豚草(ぶたくさ)…キク科 ブタクサ属
原産地→北アメリカ
開花期→8月〜10月
花色→淡い黄色
高さ→30〜150センチ
各地の荒地や、道端に生える1年草です。
☆藤袴(ふじばかま)…キク科 フジバカマ属
分布→関東以西 四国 九州
開花期→8月〜9月
花色→淡い紅紫
高さ→1〜2メートル
奈良時代に、中国から渡来したと言われています。
秋の七草の一つで、河の土手などに生える多年草です。
☆鵯花(ひよどりばな)…キク科 フジバカマ属
分布→日本全土
開花期→9月〜10月
花色→白
高さ→1〜2メートル
ひよ鳥が鳴く頃に花が咲くところから、この名前がつきました。
☆山地の乾いた所に生える多年草で、藤袴に似た花が咲きます。
☆秋の麒麟草(あきのきりんそう)…キク科 アキノキリンソウ属
分布→北海道 本州 四国 九州
開花期→8月〜11月
花色→黄色
高さ→20〜80センチ
山地の草地に群生し、花が弁慶草科の麒麟草に似ており、秋に咲くことから、この名前がつけられました。
☆背高泡立草(せいたかあわだちそう)…キク科 アキノキリンソウ属
原産地→北アメリカ(帰化植物)
開花期→10月〜11月
花径→10〜50センチ
花色→黄色
高さ→1〜3メートル
土手や、荒地、休耕田などに、我がもの顔で群生し、繁殖力が強く、各地で手をやいています。
☆嫁菜(よめな)…
分布→中部以西 四国 九州
開花期→8月〜10月
花径→約2.5センチ
花色→淡い紫
高さ→50〜120センチ
山野の湿った所や、水田ちたいに生える多年草です。
若い芽は、食用になります。
白い花の咲く婿菜(むこな)、白山菊(しらやまぎく)に対してついた名前です。
☆蓬(よもぎ)…キク科 ヨモギ属
分布→本州 四国 九州
開花期→9月〜10月
花色→淡い褐色
高さ→50〜100センチ
早春に、若葉を草餅にします。
秋になると、大きく背が伸びる山地や野原に生える多年草です。
☆蕗(ふき)…フキ科 ブキ属
分布→北海道 本州 四国 九州
開花期→8月〜9月
花色→白
高さ→50〜70センチ
山地の木陰などの、やや湿った所に生える多年草です。
☆薊(あざみ)…
分布→本州中部以北
開花期→9月〜10月
花径→1.5〜2センチ
花色→紅紫色
高さ→40〜100センチ
野原や荒地、田んぼのヘリなどに生える多年草です。
他に、富士薊(ふじあざみ)、森薊(もりあざみ)、菊薊(きくあざみ)などがあります。
☆秋野芥子(あきののげし)…キク科 アキノノゲシ属
分布→日本全土
開花期→9月〜11月
花径→約2センチ
花色→黄色
高さ→1.5〜2メートル
春に咲く野芥子(のげし)に似ているところから、この名前がつきました。
日当たりの良い山野の草原や、林のヘリなどに生えます。
☆釣鐘人参(つりがねにんじん)…キキョウ科 ツリガネニンジン属
分布→日本全土
開花期→8月〜10月
花径→2センチ
高さ→30〜100センチ
花色→青い紫色
花の形が釣り鐘に似ているところから、この名前がつきました。
根を、朝鮮人参の代用にしました。
☆松虫草(まつむしそう)…マツムシソウ科 マツムシソウ属
分布→北海道 本州 四国 九州
開花期→8月〜10月
花径→4〜5センチ
花色→淡い青紫色
高さ→40〜100センチ
松虫が鳴く頃に咲くところから、・・・・・など、名前の由来には諸説あります。
山野の高原の、日当たりの良い所に生える越年草です。
☆南蛮煙管(なんばんきせる)…ハマウツボ科 ナンバンギセル属
分布→日本全土
開花期→8月〜9月
花径→約3センチ
長さ→15〜20センチ
花色→淡い紅紫色
花の形が、南蛮の煙管に似ているところから、この名前がつきました。
ススキ、砂糖黍、みょうがなどに寄生する寄生植物です。
☆塩釜菊(しおがまぎく)…ゴマノハグサ科 シオガマギク属
分布→北海道 本州 四国 九州
開花期→8月〜9月
花径→約2.5センチ
花色→紅紫色
高さ→30〜60センチ
他に、四葉塩釜(よつばしおがま)、巴塩釜(ともえしおがま)があります。
☆薄荷(はっか)…シソ科 ハッカ属
分布→北海道 本州 四国 九州
草原の、やや湿った所に生える多年草で、全体に芳香があります。
香料や、清涼剤、薬用に用いられます。
☆霜柱(しもばしら)…シソ科 シモバシラ属
分布→関東以西 四国 九州
開花期→9月〜10月
花穂の長さ→約10センチ
花色→白
高さ→7〜40センチ
霜柱のような結晶ができることから、この名前がつきました。
山地の林のヘリの、やや暗い所に生える多年草です。
☆根無葛(ねなしかずら)…ヒルガオ科 ネナシカズラ属
開花期→8月〜10月
花径→3〜4ミリ
花色→白
幹は、蔓性山野の日当たりの良い所で、ススキなど、草や低木に巻きつく1年草の寄生植物です。
花は、あまりきれいではありません。
☆千振(せんぶり)…リンドウ科 センブリ属
分布→北海道 本州 四国 九州
開花期→8月〜11月
花径→約1.5センチ
花色→白に紫の筋入り
高さ→10〜20センチ
胃腸薬として知られている薬草ですが、乱かくされ、あまり見かけなくなりました。
近縁種に、紫千振(むらさきせんぶり)があります。
☆曙草(あけぼのそう)…リンドウ科 センブリ属
分布→北海道 本州 四国 九州
開花期→9月〜10月
花径→約2センチ
花色→白
高さ→50〜100センチ
花びらの模ようを、夜明けの星空に見立てて、この名がつきました。
山野の湿った所に生える2年草です。
☆竜胆(りんどう)…リンドウ科 リンドウ属
分布→本州 四国 九州
開花期→9月〜11月
花径→4〜5センチ
花色→青紫
高さ→30〜100センチ
苦味の強い根を、竜の肝に例えて竜胆の名がつきました。
山地の草原や、林のヘリなどに生える多年草です。
日が陰ると、葉を閉じます。
☆明日葉(あしたば)…セリ科 シシウド属
分布→房総 伊豆半島 紀伊半島 小笠原
開花期→9月〜10月
花色→淡い黄色
高さ→50〜120センチ
伊豆七島の海岸に多く自生している多年草です。
今日、葉を切っても、明日になればすぐに葉が出て来ると言う意味があります。
☆釣り船草(つりふねそう)…ツリフネソウ科 ツリフネソウ属
分布→北海道 本州 四国 九州
開花期→8月〜10月
花径→2〜3センチ
花色→紅紫色
高さ→50〜80センチ
花の形が、帆掛け船を釣り下げたように見えるところから、この名前がつきました。
山野の湿った林のヘリや、谷川のヘリなどに生える1年草です。
花の色が黄色の、黄釣り船草(きつりふねそう)もあります。
☆現の証拠(げんのしょうこ)…フウロソウ科 フウロソウ属
分布→北海道 本州 四国 九州
開花期→8月〜10月
花径→約8ミリ
花色→紅紫色
高さ→30〜50センチ
茎と葉が、下痢止めに効き、飲むとすぐに効果が現れることから、この名があります。
関東は、白い花が多く、西に行くと、紅色が多い傾向がありますが、同じ種類です。
☆盗人萩(ぬすびとはぎ)…マメ科 ヌスビトハギ属
分布→日本全土
開花期→8月〜9月
花径→3〜4ミリ
花色→淡い紅色
高さ→80〜90センチ
2つ繋がった果実の形が、盗人の足跡に似ているところから、この名前があります。
山野に生える多年草です。
同じ仲間に、花が萩に、葉が南天に似ている、南天萩もあります。
☆葛(くず)…マメ科 クズ属
分布→北海道 本州 四国 九州
開花期→8月〜9月
花の長さ→1.8〜2センチ
花色→紅紫色
磐性で、奈良県大和の国の葛の人々が、この根から澱粉を取ったことによります。
山野に生える多年草です。
☆吾木香(われもこう)…バラ科 ワレモコウ属
分布→北海道 本州 四国 九州
開花期→8月〜10月
花色→暗い紅紫色
高さ→70〜100センチ
山野の日当たりの良い所に、普通に生える多年草です。
晩秋まで咲いていて、赤く硬い花が固まって咲いています。
☆弁慶草(べんけいそう)…ベンケイソウ科 ムラサキベンケイソウ属
分布→本州中北部 九州
開花期→9月〜10月
花径→約5ミリ
花色→淡い紅色
高さ→30〜60センチ
山野の日当たりの良い草原などに生える多年草です。
☆秋明菊(しゅうめいぎく)…キンポウゲ科 イチリンソウ属
分布→本州 四国 九州
開花期→9月〜11月
花径→約5センチ
花色→紅紫色 白
高さ→50〜80センチ
中国から渡来し、栽培品が、野性化したと考えられています。
菊に似ているところから、この名前がつきました。
また、貴船菊と書いて、しゅうめいぎくと読む場合もあります。
☆鳥兜(とりかぶと)…キンポウゲ科 トリカブト属
分布→本州中部以北
開花期→8月〜10月
花径→3センチ
花色→青紫色
高さ→80〜150センチ
花の形を、雅楽奏者がかぶる鳥兜に見立てて、この名前がつきました。
山地の林の中や、草地に生える多年草で、根に毒がある毒草です。
☆滑りひゆ(すべりひゆ)…
分布→日本全土
開花期→8月〜10月
花径→6〜8ミリ
花色→黄色
茎の長さ→15〜30センチ
田や畑、道端に生える多年草で、地面をはいます。
名前の由来は、ゆでて食べると、ぬめりがあり、歯が滑らかなことによります。
☆洋種山牛蒡(ようしゅやまごぼう)…ヤマゴボウ科 ヤマゴボウ属
原産地→北アメリカ
開花期→8月〜9月
花色→白
高さ→1〜1.5メートル
日本には、明治の初めに渡来し、現在は、野原や空き地などに野性化しています。
果実は赤紫色になり、紙や布などが染められます・。
☆犬蓼(いぬたで)…タデ科 タデ属
分布→日本全土
開花期→8月〜11月
花穂の長さ→3〜5センチ
花色→淡い紅色
高さ→20〜50センチ
名前は、葉に辛味がなく、役に立たないことによります。
赤まんまの名でも知られています。
☆藍(あい)…タデ科
原産地→インドシナ
開花期→9月〜10月
花色→淡い紅色
高さ→50〜60センチ
古くから、青色の染料として栽培されました。
古代エジプトにも、藍染(あいぞめ)が残っています。
☆水引(みずひき)…タデ科 タデ属
分布→日本全土
開花期→9月〜10月
花穂の長さ→約30センチ
花色→赤
高さ→40〜80センチ
花穂を水引に例えたものです。
山野の、やや暗い林の中や、ヘリなどに生える多年草です。
黄色の花の、金水引もあります。
☆彼岸花(ひがんばな)…ヒガンバナ科 ヒガンバナ属
分布→日本全土
開花期9月
花色→赤
高さ→30〜50センチ
彼岸の頃、花が咲くところから、この名前がつきました。
土手や、田んぼの畦道に生える多年草で、秋を代表する花です。
曼珠沙華(まんじゅしゃげ)とも言います。
☆狐の剃刀(きつねのかみそり)…ヒガンバナ科 ヒガンバナ属
分布→北海道 本州 四国 九州
開花期→8月〜9月
花色→黄色がかった赤
高さ→30〜50センチ
名前は、線形(せんけい)の葉を剃刀に見立てたものです。
湿った草地に生える多年草で、葉は、夏になると枯れてしまいます。
有毒植物です。
☆杜鵑草(ほととぎす)…ユリ科 ホトトギス属
分布→関東以西 四国 九州
開花期→9月〜10月
花径→2.5〜4センチ
花色→淡い紫
高さ→50〜100センチ
花にある斑点が、鳥のホトトギスに似ているところから、この名前があります。
山地の湿った崖などに生える多年草です。
☆薄・芒(すすき)…イネ科 ススキ属
分布→日本全土
開花期→8月〜10月
花穂の長さ→20〜30センチ
開花期の葯は黄色
高さ→1〜2メートル
秋の七草の一つで、花穂の姿を尾花と呼び、古くから親しまれています。
また、別名を茅・萱とも言います。
☆数珠玉(じゅずだま)…イネ科 ジュヅダマ属
原産地→熱帯アジア
開花期→8月〜10月
高さ→1〜1.5メートル
果実を数珠に見立てて、この名前がつきました。
湿地や、水辺に生える多年草で、鳩麦(はとむぎ)に似ています。
食用に栽培したものが、野性化したものです。
☆葦(あし)…イネ科 ヨシ属
分布→日本全土
開花期→9月〜10月
高さ→2〜3メートル
薄・芒を一回り大きくしたような感じです。
別名を、ヨシとも言います。
☆女郎花(おみなえし)…オミナエシ科 オミナエシ属
分布→日本全土
開花期→8月〜10月
花色→黄色
高さ→約1メートル
秋の七草の一つとして有名な花です
日当たりの良い草原に生え、高原では8月下旬から咲き出しますが、野では、秋になってからです。
☆男郎花(おとこえし)…オミナエシ科 オミナエシ属
分布→日本全土
開花期→8月〜10月
花色→白
高さ→約1メートル
女郎花より、強い感じがあるところから、男郎花(おとこえし)の名前がつきました。
山野に生え、全体に毛が多いです。
☆茜(あかね)…アカネ科 アカネ属
分布→本州 四国 九州
開花期→8月〜9月
花径→3〜4ミリ
花色→黄緑色
磐性(つるせい)で、根が赤いことから、この名前がつきました。
古くから、赤色の染料として用いられました。
山野の林のヘリなどに生える多年草です。
「秋の七草」
1.萩(はぎ)
2.薄(すすき)
3.桔梗(ききょう)
4.葛(くず)
5.藤袴(ふじばかま)
6.撫子(なでしこ)
7.女郎花(おみなえし)
「春の七草」
1.芹(せり)
2.なずな
3.はこべ
4.仏の座(ほとけのざ)
5.おぎょう(母子草「ははこぐさ」)
6.すずな(蕪)
7.すずしろ(大根)
・A☆蓬(よもぎ)…キク科 ヨモギ属
分布→本州 四国 九州
開花期→9月〜10月
花色→淡い褐色
高さ→50〜100センチ
早春に、若葉を草餅にします。
秋になると、大きく背が伸びる山地や野原に生える☆蓬(よもぎ)…キク科 ヨモギ属
分布→本州 四国 九州
開花期→9月〜10月
花色→淡い褐色
高さ→50〜100センチ
早春に、若葉を草餅にします。
秋になると、大きく背が伸びる山地や野原に生える多年草です。
☆蕗(ふき)…フキ科 ブキ属
分布→北海道 本州 四国 九州
開花期→8月〜9月
花色→白
高さ→50〜70センチ
山地の木陰などの、やや湿った所に生える多年草です。
☆薊(あざみ)…
分布→本州中部以北
開花期→9月〜10月
花径→1.5〜2センチ
花色→紅紫色
高さ→40〜100センチ
野原や荒地、田んぼのヘリなどに生える多年草です。
他に、富士薊(ふじあざみ)、森薊(もりあざみ)、菊薊(きくあざみ)などがあります。
☆秋野芥子(あきののげし)…キク科 アキノノゲシ属
分布→日本全土
開花期→9月〜11月
花径→約2センチ
花色→黄色
高さ→1.5〜2メートル
春に咲く野芥子(のげし)に似ているところから、この名前がつきました。
日当たりの良い山野の草原や、林のヘリなどに生えます。
☆釣鐘人参(つりがねにんじん)…キキョウ科 ツリガネニンジン属
分布→日本全土
開花期→8月〜10月
花径→2センチ
高さ→30〜100センチ
花色→青い紫色
花の形が釣り鐘に似ているところから、この名前がつきました。
根を、朝鮮人参の代用にしました。
☆松虫草(まつむしそう)…マツムシソウ科 マツムシソウ属
分布→北海道 本州 四国 九州
開花期→8月〜10月
花径→4〜5センチ
花色→淡い青紫色
高さ→40〜100センチ
松虫が鳴く頃に咲くところから、・・・・・など、名前の由来には諸説あります。
山野の高原の、日当たりの良い所に生える越年草です。
☆南蛮煙管(なんばんきせる)…ハマウツボ科 ナンバンギセル属
分布→日本全土
開花期→8月〜9月
花径→約3センチ
長さ→15〜20センチ
花色→淡い紅紫色
花の形が、南蛮の煙管に似ているところから、この名前がつきました。
ススキ、砂糖黍、みょうがなどに寄生する寄生植物です。
☆塩釜菊(しおがまぎく)…ゴマノハグサ科 シオガマギク属
分布→北海道 本州 四国 九州
開花期→8月〜9月
花径→約2.5センチ
花色→紅紫色
高さ→30〜60センチ
他に、四葉塩釜(よつばしおがま)、巴塩釜(ともえしおがま)があります。
☆薄荷(はっか)…シソ科 ハッカ属
分布→北海道 本州 四国 九州
草原の、やや湿った所に生える多年草で、全体に芳香があります。
香料や、清涼剤、薬用に用いられます。
☆霜柱(しもばしら)…シソ科 シモバシラ属
分布→関東以西 四国 九州
開花期→9月〜10月
花穂の長さ→約10センチ
花色→白
高さ→7〜40センチ
霜柱のような結晶ができることから、この名前がつきました。
山地の林のヘリの、やや暗い所に生える多年草です。
☆根無葛(ねなしかずら)…ヒルガオ科 ネナシカズラ属
開花期→8月〜10月
花径→3〜4ミリ
花色→白
幹は、蔓性山野の日当たりの良い所で、ススキなど、草や低木に巻きつく1年草の寄生植物です。
花は、あまりきれいではありません。
☆千振(せんぶり)…リンドウ科 センブリ属
分布→北海道 本州 四国 九州
開花期→8月〜11月
花径→約1.5センチ
花色→白に紫の筋入り
高さ→10〜20センチ
胃腸薬として知られている薬草ですが、乱かくされ、あまり見かけなくなりました。
近縁種に、紫千振(むらさきせんぶり)があります。
☆曙草(あけぼのそう)…リンドウ科 センブリ属
分布→北海道 本州 四国 九州
開花期→9月〜10月
花径→約2センチ
花色→白
高さ→50〜100センチ
花びらの模ようを、夜明けの星空に見立てて、この名がつきました。
山野の湿った所に生える2年草です。
☆竜胆(りんどう)…リンドウ科 リンドウ属
分布→本州 四国 九州
開花期→9月〜11月
花径→4〜5センチ
花色→青紫
高さ→30〜100センチ
苦味の強い根を、竜の肝に例えて竜胆の名がつきました。
山地の草原や、林のヘリなどに生える多年草です。
日が陰ると、葉を閉じます。
☆明日葉(あしたば)…セリ科 シシウド属
分布→房総 伊豆半島 紀伊半島 小笠原
開花期→9月〜10月
花色→淡い黄色
高さ→50〜120センチ
伊豆七島の海岸に多く自生している多年草です。
今日、葉を切っても、明日になればすぐに葉が出て来ると言う意味があります。
☆釣り船草(つりふねそう)…ツリフネソウ科 ツリフネソウ属
分布→北海道 本州 四国 九州
開花期→8月〜10月
花径→2〜3センチ
花色→紅紫色
高さ→50〜80センチ
花の形が、帆掛け船を釣り下げたように見えるところから、この名前がつきました。
山野の湿った林のヘリや、谷川のヘリなどに生える1年草です。
花の色が黄色の、黄釣り船草(きつりふねそう)もあります。
☆現の証拠(げんのしょうこ)…フウロソウ科 フウロソウ属
分布→北海道 本州 四国 九州
開花期→8月〜10月
花径→約8ミリ
花色→紅紫色
高さ→30〜50センチ
茎と葉が、下痢止めに効き、飲むとすぐに効果が現れることから、この名があります。
関東は、白い花が多く、西に行くと、紅色が多い傾向がありますが、同じ種類です。
☆盗人萩(ぬすびとはぎ)…マメ科 ヌスビトハギ属
分布→日本全土
開花期→8月〜9月
花径→3〜4ミリ
花色→淡い紅色
高さ→80〜90センチ
2つ繋がった果実の形が、盗人の足跡に似ているところから、この名前があります。
山野に生える多年草です。
同じ仲間に、花が萩に、葉が南天に似ている、南天萩もあります。
☆葛(くず)…マメ科 クズ属
分布→北海道 本州 四国 九州
開花期→8月〜9月
花の長さ→1.8〜2センチ
花色→紅紫色
磐性で、奈良県大和の国の葛の人々が、この根から澱粉を取ったことによります。
山野に生える多年草です。
☆吾木香(われもこう)…バラ科 ワレモコウ属
分布→北海道 本州 四国 九州
開花期→8月〜10月
花色→暗い紅紫色
高さ→70〜100センチ
山野の日当たりの良い所に、普通に生える多年草です。
晩秋まで咲いていて、赤く硬い花が固まって咲いています。
☆弁慶草(べんけいそう)…ベンケイソウ科 ムラサキベンケイソウ属
分布→本州中北部 九州
開花期→9月〜10月
花径→約5ミリ
花色→淡い紅色
高さ→30〜60センチ
山野の日当たりの良い草原などに生える多年草です。
☆秋明菊(しゅうめいぎく)…キンポウゲ科 イチリンソウ属
分布→本州 四国 九州
開花期→9月〜11月
花径→約5センチ
花色→紅紫色 白
高さ→50〜80センチ
中国から渡来し、栽培品が、野性化したと考えられています。
菊に似ているところから、この名前がつきました。
また、貴船菊と書いて、しゅうめいぎくと読む場合もあります。
☆鳥兜(とりかぶと)…キンポウゲ科 トリカブト属
分布→本州中部以北
開花期→8月〜10月
花径→3センチ
花色→青紫色
高さ→80〜150センチ
花の形を、雅楽奏者がかぶる鳥兜に見立てて、この名前がつきました。
山地の林の中や、草地に生える多年草で、根に毒がある毒草です。
☆滑りひゆ(すべりひゆ)…
分布→日本全土
開花期→8月〜10月
花径→6〜8ミリ
花色→黄色
茎の長さ→15〜30センチ
田や畑、道端に生える多年草で、地面をはいます。
名前の由来は、ゆでて食べると、ぬめりがあり、歯が滑らかなことによります。
☆洋種山牛蒡(ようしゅやまごぼう)…ヤマゴボウ科 ヤマゴボウ属
原産地→北アメリカ
開花期→8月〜9月
花色→白
高さ→1〜1.5メートル
日本には、明治の初めに渡来し、現在は、野原や空き地などに野性化しています。
果実は赤紫色になり、紙や布などが染められます・。
☆犬蓼(いぬたで)…タデ科 タデ属
分布→日本全土
開花期→8月〜11月
花穂の長さ→3〜5センチ
花色→淡い紅色
高さ→20〜50センチ
名前は、葉に辛味がなく、役に立たないことによります。
赤まんまの名でも知られています。
☆藍(あい)…タデ科
原産地→インドシナ
開花期→9月〜10月
花色→淡い紅色
高さ→50〜60センチ
古くから、青色の染料として栽培されました。
古代エジプトにも、藍染(あいぞめ)が残っています。
☆水引(みずひき)…タデ科 タデ属
分布→日本全土
開花期→9月〜10月
花穂の長さ→約30センチ
花色→赤
高さ→40〜80センチ
花穂を水引に例えたものです。
山野の、やや暗い林の中や、ヘリなどに生える多年草です。
黄色の花の、金水引もあります。
☆彼岸花(ひがんばな)…ヒガンバナ科 ヒガンバナ属
分布→日本全土
開花期9月
花色→赤
高さ→30〜50センチ
彼岸の頃、花が咲くところから、この名前がつきました。
土手や、田んぼの畦道に生える多年草で、秋を代表する花です。
曼珠沙華(まんじゅしゃげ)とも言います。
☆狐の剃刀(きつねのかみそり)…ヒガンバナ科 ヒガンバナ属
分布→北海道 本州 四国 九州
開花期→8月〜9月
花色→黄色がかった赤
高さ→30〜50センチ
名前は、線形(せんけい)の葉を剃刀に見立てたものです。
湿った草地に生える多年草で、葉は、夏になると枯れてしまいます。
有毒植物です。
☆杜鵑草(ほととぎす)…ユリ科 ホトトギス属
分布→関東以西 四国 九州
開花期→9月〜10月
花径→2.5〜4センチ
花色→淡い紫
高さ→50〜100センチ
花にある斑点が、鳥のホトトギスに似ているところから、この名前があります。
山地の湿った崖などに生える多年草です。
☆薄・芒(すすき)…イネ科 ススキ属
分布→日本全土
開花期→8月〜10月
花穂の長さ→20〜30センチ
開花期の葯は黄色
高さ→1〜2メートル
秋の七草の一つで、花穂の姿を尾花と呼び、古くから親しまれています。
また、別名を茅・萱とも言います。
☆数珠玉(じゅずだま)…イネ科 ジュヅダマ属
原産地→熱帯アジア
開花期→8月〜10月
高さ→1〜1.5メートル
果実を数珠に見立てて、この名前がつきました。
湿地や、水辺に生える多年草で、鳩麦(はとむぎ)に似ています。
食用に栽培したものが、野性化したものです。
☆葦(あし)…イネ科 ヨシ属
分布→日本全土
開花期→9月〜10月
高さ→2〜3メートル
薄・芒を一回り大きくしたような感じです。
別名を、ヨシとも言います。
☆女郎花(おみなえし)…オミナエシ科 オミナエシ属
分布→日本全土
開花期→8月〜10月
花色→黄色
高さ→約1メートル
秋の七草の一つとして有名な花です
日当たりの良い草原に生え、高原では8月下旬から咲き出しますが、野では、秋になってからです。
☆男郎花(おとこえし)…オミナエシ科 オミナエシ属
分布→日本全土
開花期→8月〜10月
花色→白
高さ→約1メートル
女郎花より、強い感じがあるところから、男郎花(おとこえし)の名前がつきました。
山野に生え、全体に毛が多いです。
☆茜(あかね)…アカネ科 アカネ属
分布→本州 四国 九州
開花期→8月〜9月
花径→3〜4ミリ
花色→黄緑色
磐性(つるせい)で、根が赤いことから、この名前がつきました。
古くから、赤色の染料として用いられました。
山野の林のヘリなどに生える多年草です。
「秋の七草」
1.萩(はぎ)
2.薄(すすき)
3.桔梗(ききょう)
4.葛(くず)
5.藤袴(ふじばかま)
6.撫子(なでしこ)
7.女郎花(おみなえし)
「春の七草」
1.芹(せり)
2.なずな
3.はこべ
4.仏の座(ほとけのざ)
5.おぎょう(母子草「ははこぐさ」)
6.すずな(蕪)
7.すずしろ(大根)