中華料理や韓国料理、エスニック料理、さらには、ソバ、うどんと唐辛子の醸し出す独特の魅力に、唐辛子大好きの人も多いかと思います。
唐辛子は、種を見ると分かるようにシシトウやトマト、ピーマンなどと同じ茄子科の植物です。
唐辛子の辛味は、カプサイシンと言う独特の辛味成分で、これが、舌や胃を刺激して食欲を増す効果があると言われています。
さらに、カプサイシンは、アドレナリンの分泌を高めて、体脂肪の燃焼を促進しますので、肥満を防止するダイエット効果もあると言われます。
また、消化液を分泌させたり、血液の流れを促進させますので、食欲不振や消化不良の改善につながります。
そして、毛細血管の血液循環を良くしますので、冷え性の人にもお勧めできる食品です。
唐辛子は辛いだけで栄養価はなさそうに思われますが、ベータカロテンを初め、ビタミンcやカルシュウム、カリュウムと言った微量なビタミンと、ミネラルを含みこ抗酸化作用が期待できますので、悪玉コレステロールを減少する作用や、血液凝固を抑えて、サラサラにすると言うことも期待できると言うことから、脳血栓や心筋梗塞、動脈硬化の予防にもつながると思います。
唐辛子を食べるときには、目の充血しやすい人や痔のある方、アトピー性皮膚炎や、喘息の方は注意が必要です。
ですから、唐辛子は、香辛料や薬味と言う形で、少量を継続して取ると言うことが基本です。
唐辛子には、蛋白質の消化を良くする働きもありますので、肉料理との相性が非常に良いです。
普通の料理の時は種を使うと辛すぎますので、種を取り除いて使うことをお勧めします。
それと、唐辛子は細かく刻めば刻むほど辛味が強くなりますので、量だけでなく刻み方も換えた方が良いと思います。
辛くなり過ぎた時には、牛乳やヨーグルトなどの乳製品を加えると、辛味の刺激を和らげることができます。