チーズホンジュを、ビールと一緒に食べると胃の中で固まってしまう。これって、本当・・・・?
この話は、ずっと実しやかに言われていたことですが、チーズホンジュを食べる時、ビールを一緒に飲むと、チーズが胃で固まってしまうと言うのは本当でしょうか。
これは、よく聞く話しの1つですが、実は、ビールと一緒に食べても胃の中のチーズが固まると言うことはありません。
本場のスイスでも、冷えたビールやワインのメニューに載っていますし、みなさん、チーズホンジュに合わせてビールをおいしく飲んでいます。
では、なぜ、そう言われるようになったかですが、脂分を溶かす性質の少ない飲み物や水、ジュース、ビールなど、それらを、飲みながらチーズを食べると、口の中で溶けたチーズが固まりやすく、のど越しが悪いと言うことから、そう思われたのかも知れないと言われています。
人の胃の中には非常に強い胃酸があり、特別なもの以外は、ほとんど溶かしてしまいますので、固まると言うことはありません。
余談ですが、チーズホンジュには、本来はワインの方がよく合うのです。
と言うのは、チーズホンジュにはワインを使っていて、ある程度辛口の白ワインが合うと思いますが、その土地のチーズには、その土地のワインが一番合うと言われています。
もちろん、スイスのワインでもかまいませんし、アルザスやオーストリアのワインの白の辛口、ロゼはお勧めのワインです。
ご家庭でチーズホンジュを作られる人もいると思いますが、できるだけチーズを溶かす時に使うワインは、飲む時のワインと同じ物を使うのが良いと言われています。
他にも、甘くないシードル(リンゴ酒)、それから、洋梨のお酒(ポアレ)こういう物を溶かすワインに使うとマイルドなポンジュができます。
また、癖のない日本酒をベースにチーズホンジュを作ると、おもしろい味になります。