鯛の特徴は、低脂肪、高蛋白で、脂質が少ない魚の1つです。
特に、味が淡泊で、消化吸収が良く、胃腸の弱っている人やお年寄りなどに、活力を与えてくれます。
また、鯛の身は子どもの離乳食などにも最適ですし、糖尿病や心臓病、肥満、生活習慣病にも最適な食材としても有効的です。
鯛には、白身魚特有のアミノ酸や蛋白質の仲間で、タウリンを豊富に含み、疲労回復に役立つと同時に、脳の神経を活性化して、コレステロール値も低下させますし、視力の回復や肝臓病の予防にも繋がります。
その他、ビタミンB1やビタミンB2、ナイアシンというビタミンB群の仲間が、糖質を初めとする栄養素を上手に完全燃焼する手助けをしてくれますので、元気一杯のエネルギーが、体に湧き起こってきます。
ただし、鯛は若干カルシュームを中心とするミネラルが少ないため、刺身で食べる場合は、海草類を添えたり、鍋物なら、カルシュームの豊富な小松菜や豆腐、湯葉などを組み合わせることにより、総合的なバランスが取れます。