春菊は、春に黄色の花を付け、菊に似た香りを持つことから、この名が付いたと言われています。
冬の緑黄色野菜の代表格で、特に、食物繊維が多い野菜です。
その繊維質が柔らかくて食べやすいので、便を適度な堅さにして排便をスムーズにしてくれ、便秘や痔を予防します。
さらに、最近では癌予防にも絶大な効果があると期待されています。
春菊には、ベータカロテン、ビタミンB群、ビタミンCというビタミン類と、カリュームやカルシューム、鉄、マグネシュームなどのミネラルが豊富です。
特に、カロテンの含有量が、同じ緑黄色野菜の中でも群を抜いて豊富で、細菌やウイルスに対する免疫力を高め、風邪の予防などに極めて有効です。
さらに、ビタミンCも豊富ですから、相乗効果によって、肌を健やかにする効果も期待できます。
その他、カリュームは余分な塩分を上手に外に出してくれますので、高血圧の予防や、カルシュームは、いらいらを鎮めてくれますので、精神安定の高価も期待できますし、鉄分は貧血を改善してくれますので、非常にバランスの良い食品と言えます。
春菊の独特の香りは、10種類程の成分からなっているのですが、食欲を誘い、唾液の分泌を促進させ、消化不良を改善してくれます。
ですから、胃もたれを解消したり、胃酸過多による不快感を速やかに除去するという形で、胃腸の働きを促進するのです。
その他にも、春菊は咳や痰を鎮める効果も知られています。