パスタとは、イタリアの麺で、小麦粉を練った練り製品の総称です
。イタリア料理は、食べ方にかた苦しさがなく、気軽に食べられることから、日本でも人気が高く、家庭でもいろいろなパスタ料理を楽しむことが簡単です。
パスタ料理が家庭になじみやすいのは、食材が身近で求めやすく、ソースもシンプルで扱いやすく、時間をかけずに、茹でてソースと合わせれば出来上がる料理だからだと思います。
調理は簡単ですが、出来上がりを大きく左右するのが、麺の茹で方と、ソースの選び方、オリーブ油の使い方です。
まず、パスタを茹でる時には、大き目のなべで、たっぷりのお湯で茹でることが基本です。
その時の水の量は、1〜4人前で3リットルが必要で、塩の量は、水1リットルに対して10グラムです。
この塩加減が、パスタの茹で上がりを大きく左右しますから、正確に入れることが大切です。
塩を加えたら、一気にパスタを放射状に入れ、丁寧に軽くひと混ぜして、途中で2、3回かき混ぜます。
かき混ぜ過ぎると、パスタの表面がつるつるになって、ソースのからみが悪くなったり、べたつきの原因になるため注意が必要です。
また、特に大切なことは、パスタの茹で加減で、パスタの袋に表示されている時間は、あくまでも目安です。
救い上げたパスタが、しなやかになったら味見を始めて、20秒おきくらいにつまんで食べて、少し芯が残るアルデンテに茹で上げます。
このアルデンテが難しいところでもありますが、前歯でぷつんと噛み切った硬さとか、壁に投げてくっつくくらいとか言われますが、奥歯でかんだ時、うまみを実感する硬さがアルデンテと言われています。
次に、パスタ料理に使うソースですが、大きく3つに分けられます。
さらっとあっさり味のオリーブオイル系、野菜の甘みや風味を生かしたトマトソース系、こってりとこくのあるクリームソース系です。
幅の広いパスタは、こくのあるソースのクリームソース系、または、ミートソースなどがよく合い、細いパスタは、ソースがよくなじむため、オリーブオイル系であっさり仕上げます。
また、ショートパスタは形がさまざまで、ほぼ、どんなソースとも合います。