ニラの栄養価は、カロテン(体内でビタミンAに変わる成分)や、ビタミンB、ビタミンC、ビタミンEなど、ビタミン類が豊富です。
その他にも、ニラには、ミネラルや食物繊維など、体のバランスを取る微量栄養素が極めて豊富です。
ニラには、独特のにおいがありますが、あのにおいは、硫化アリルの仲間のアリシンと言う成分で、ニンニクにも含まれています。
アリシンは、腸内でのビタミンB1の吸収率を高め、ビタミンB1を活性化してくれ、エネルギー代謝が高まり、自律神経が刺激されて、血液の流れが良くなるだけでなく、体を温めてくれる働きもあります。
ニラを食べることによって、新陳代謝が活発になり、スタミナや、パワーがつく食材の一つです。
ニラの選び方は、葉は肉厚で、緑の濃い艶のあるものが新鮮です。
1番分かりやすいのは、手に持って、葉の先までピーンと立つものが良質です。
ニラと組み合わせて食べると良い食材は、やはり、ビタミンB1と蛋白質を豊富に含んでいる豚肉や、レバー、うなぎなどです。
さらに、ハムや魚貝類、大豆などとのバランスが良く、特に、カロテンを豊富に含んでいますので、脂と一緒に調理することが大切です。
昔からあるニラレバいためや、ゆでて、お浸しや和え物にしたときなどに、ごま油を入れるなどの工夫をしてきたことは、まさに、理にかなった調理法です。