食べ物に関すること
人参


 人参のことをキャロットと言いますが、そのキャロットから発生したのがカロテンと言う言葉です。
それだけ、人参はカロテンの豊富な野菜の代表と言えます。
ベータカロテンは、体に良いと聞きますが、実際には、どう言う働きがあるのでしょうか。

 ベータカロテンは、体の中に入るとビタミンaに変化します。
ビタミンaは、粘膜を強化する働きがあり、呼吸器系の粘膜を保護して風邪の予防に有効ですし、目の粘膜を強化して、疲れ目や、夜盲症などに対して特に免疫力を強化して抵抗力を高めます。
さらに、活性酸素の生成を妨げ、その抗酸化作用によって癌の予防2もつながります。

 その上、人参には疲労回復や、増血作用と言う形で、カリュウムや、カルシュウムなどを豊富に含み、バランスの良い食材と言えます。
最近では、ベータカロテンには肥満を防ぐ作用があることが分かり、特に、脂肪細胞の増えるのを抑え、脂肪細胞、その物の働きを高めて、糖質や、脂質の処理を活発にすると言う働きがあることも分かってきました。
それが、人参をダイエットに利用する理由の一つでもあります。

 人参の良さを生かした食べ方についてですが、ベータカロテンや、ビタミンaは脂に溶ける性質、つまり、脂溶性ですから、生で食べる時の吸収を10パーセントとすると、脂で調理した場合はその吸収率が5〜7倍になります。
で人参を食べる時は、生で食べるより、すり下ろしてごま油を少し垂らして食べるとか、あるいは、細かく刻んで、ドレッシングをかけて食べるなど、脂と一緒に食べることにより、そのパワーを十分に発揮することができます。



 食べ物に関すること トップにもどる