食べ物に関すること
日本そば


 そばと言うと、体に良く、カロリーも低いと言われていますが、確かに、炭水化物が主体で、ビタミンB群や鉄分などの微量成分を含んでいますが、やはり、1番大きな魅力はルチンと蛋白質です。
特に蛋白質は、他の穀類にはほとんど含まれないと言う必須アミノ酸のトリプトファンや、ルチンを含んでいるので栄養価が非常に高いです。

 ルチンは、皆様よくご存じのように、ビタミンPの仲間と評価されていますが、これが、毛細血管を丈夫にして、血管内のトラブルを予防してくれ、動脈硬化や高血圧、脳卒中、心臓病、糖尿病などの血管に関する病気に対して、非常に薬効があると言われています。
コの他にも、リノール酸もコレステロールを下げると言われていますが、そばの場合は、どちらかというと蛋白質の方が、体脂肪の蓄積を抑えると言う効果がありますので、やはり、ルチンの持っている効果が魅力です。
さらに、そばはビタミンB1を含んでいますので、これが糖質を上手にエネルギーに換えてくれ、疲労回復やスタミナの源になります。
 後は、食物繊維が多いので、腸を程良く刺激して、便通を促します。
しかし、これらの効果も、よく言われる十割そばと言うそば粉が100パーセント2近いほど効果が高いのです。

 それから、そば湯についてですが、ルチンは水に溶けやすい性質を持っていますので、当然、そば湯にはルチンが沢山溶けています。
ですから、そば湯を飲むと言うことは、ビタミンP類のルチンを取る意味において理想的ですが、乾麺などの場合は、ほとんど効果は望めません。



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