食べ物に関すること
こんにゃく


 こんにゃくの大半は水分で、カロリーと言えるものはほとんど期待できませんが、むしろ、それがダイエット食として効果的だと言えます。
しかし、これだけだと食品として昔から食べ続けられる訳がありません。
こんにゃくの魅力は、何と言っても大量に含まれる食物繊維です。

 それは、グルコマンナンと呼ばれるもので、人間の胃液や消化酵素では分解されない構造になっていますが、腸の働きを活発にして、体内の老廃物や毒素を吸着し、体外に排出してくれます。
これは、もう便秘の特効薬と言えそうです。
 グルコマンナンについて、最近の研究で分かってきたことは、コレステロールを腸内で、吸着してくれますので、コレステロールの値を下げると言うことから、高脂血症や、糖質の吸収も抑えてくれ、血糖値を下げる働きもあります。
また、カリュウムも豊富に含んでいますので、体内の余分な塩分を排出して、血圧を正常に保ち、利尿効果によって、むくみの解消などにも役立つところから、現在盛んに研究されているところです。

 しかし、いくらダイエットに良く、便秘の改善にも効果的と言っても、こんにゃくには、ほとんど栄養価がありませんので、これだけを食べると言うのは、栄養障害と言う面から、健康的とは言えないのです。
特に、便秘に良いと言っても、腸炎や痙攣性の便秘のある人には多食することは好ましくありません。
こんにゃくは、食事の主役ではなくて、あくまでも脇役として上手に取りたい食品の一つです。



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