昔から、昆布を食べると髪の毛が黒くなるから、食べろ食べろと言われたものです。
海草に共通する、特に昆布には独特のぬめりがあります。
そのぬめりは、水に溶ける食物繊維で、アルギンサンと言われています。
これは、血中コレステロール値を下げてくれる働きが知られています。
その他にも、昆布は高血圧や、動脈硬化の予防にも効果的です。
昆布のぬめりは、食物繊維ですから、便秘の予防や、整腸作用があり、最近では、ある種のウイルスを抑制するということも言われるようになりましたし、癌細胞の働きを弱めるとも言われています。
特に、ヨードは海草類独特の成分で、昆布には豊富に含まれています。
ヨードは、甲状腺ホルモンの分泌を促進して、新陳代謝を良くしてくれますので、抵抗力が高まります。
特に、発育期の子どもの体や、知能の発育を積極的に促してくれますから、成長期の子どもには必要な成分です。
また、ヨードは、アミノ酸と結合して甲状腺ホルモンを作りますので、甲状腺障害の食事療法には欠かせない食材の一つです。
他に、昆布は、カリュームも豊富ですから、余分な塩分を体外に排出してくれます。
さらに、カルシュームは骨を丈夫にしてくれますし、精神も安定させて、いらいらの防止にも一役かってくれます。