何と言っても、ひじきは、カルシュウムと鉄分を豊富に含む食材です。
特に、不足がちなミネラルの確保と言う点では群を抜いています。
海草の中でも、ひじきは、カルシュウムの量が1番多く含んでおり、骨粗鬆症の予防、特に、骨量の減少する更年期以降の女性には不可欠な食材だと言えます。
カルシュウムは、骨や歯を丈夫にしてくれる他に、精神安定作用もあり、イライラや不眠を解消すると言う働きも期待できます。
ですから、牛乳の飲めない方にはお勧めの食材です。
また、鉄分も群を抜いて豊富に含んでいますから、貧血対策の食材としては最適です。
特に、ひじきは、少ない量で多くの鉄分を取ることができますので、効果にも大きな期待が持てます。
さらに、鉄分の吸収を良くするには、ビタミンcが不可欠ですから、野菜と一緒に食べることをお勧めします。
ひじきは、カルシュウムや鉄分の他に、食物繊維も豊富に含んでいますので、腸内の老廃物の除去、便秘改善、大腸癌の予防、そして、肥満の原因の食べ過ぎを抑制する効果など、あるいは、血液をきれいにして、高血圧や動脈硬化の予防にも非常に有効です。
その上、微量のミネラル源のヨードやマンガンを含んでいますので、これらは、甲状腺ホルモンの分泌を促して、疲労を回復する効果があると言われています。
ひじきを使った料理と言うと、定番なのは、ひじきと大豆の煮付けですが、これは、先人の知恵で、ひじき2含まれるビタミンB群は、粘膜を正常に保ち、健康な皮膚を作ると言う働きがあるのですが、そのビタミンb群は、蛋白質と結びつくと、非常に吸収率が良くなるのです。
ですから、大豆と一緒に煮ると、大豆の蛋白質が、その効果を高めてくれるのです。