食べ物に関すること
銀杏(ぎんなん)


 ぎんなんは、茶碗蒸しなどで大活躍していますが、栄養価は、糖質が主成分で、エネルギー源としての役割をします。
ぎんなんは、種実類の中では、珍しいくらいビタミンcやカロテンが多いです。

 ですから、粘膜を強化して、癌や体の抵抗力、風邪の予防に力を発揮してくれます。
ミネラルの中では、カリュウムが豊富ですから、余分な塩分を外に出してくれ、血圧の上昇を防ぎ、高血圧を予防してくれます。
ぎんなんは、滋養強壮の効果があると言われていますが、食べ過ぎないようにとも言われています。

 それは、植物性食品の毒性分のアルカロイド成分を含んでいるためです。
これを食べ過ぎると、嘔吐や消化不良、呼吸困難などを起こすことがあるからです。
適量は、大人でも1日10個ほど、子どもなら5個までにしておいた方が無難です。

 漢方では、薬としてぎんなんを使いますが、気管支の薬として、咳止めやぜんそくに非常に効果があると言われています。
特に、薬効と言う意味では、膀胱を温めて膀胱の括約筋を強くし、尿意を抑える働きがありますので、夜尿症や頻尿と言ったものを改善できると言われ、大昔から使われてきました。
咳止めには、砂糖で煮たぎんなんを常食すると緩和されますし、ぜんそくには、煎ったぎんなんを毎日10粒くらいずつ食べると良いと言われています。
 また、頻尿や夜尿症にも、煎ったものを5〜7粒食べると良いと言われています。
ただし、食べ過ぎると中毒を起こしますので、特に、小さい子どもや、高齢者の場合いは、量的な面で注意が必要です。



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