食べ物に関すること
枝豆


 枝豆は、大豆になる前のまだ未熟豆で、鞘をかぶった状態の物を言います。
しかし、大豆と同様にサポニンと言う特有の成分を持っています。
サポニンは、血液中のコレステロール値を下げ、動脈硬化や、高血圧を予防する働きがあります。
それから、枝豆には、大豆にはないビタミンcと、ベータカロテンを豊富に持っていることで、むしろ、豆よりも野菜の成分に近いと言えます。

 このビタミンcと、ベータカロテンは、皮膚や粘膜を保護して、体の抵抗力を高めてくれ、風邪の防止、疲労回復、美肌効果も期待できます。
名前は枝豆として知られていますが、要は大豆な訳ですから、良質の蛋白質、不飽和脂肪酸も豊富に含んでいますので、まさに、血液サラサラ効果や、血栓を予防すると共に、食物繊維も豊富で、便秘にも効果的です。
 特に、特徴的なのは、ビタミンb1を多く含んでいることです。
ビタミンb1は、糖質がエネルギーを発生するときには、不可欠なビタミンですから、これが欠けると、エネルギーが上手に出ませんので、パワーが出なくなります。
そうすると、夏は暑さのため食欲がなくなり、そうめんや、冷や麦、ざるそば、ジュース、アイスクリームなど、糖質に偏ってしまいます。
この時に、ビタミンb1を一緒に取ることが大切です。

 、それには、何が1番よいのかと言うと、枝豆を一緒に取ることが効果的です。
これが、夏ばてを予防してくれたり、夏の疲れを和らげてくれます。
特に、ビールを飲むときは、ビタミンCとビタミンB1は、アルコールの分解を助けて、肝臓の負担を軽くしてくれます。
また、枝豆は、メチオニンと言われる非常に良質のアミノ酸を持っていて、これも、アルコールから肝臓を守る働きを持っています。
ビールに枝豆と言うのは、栄養学的にも理にかなった絶妙な組み合わせで、『先人の知恵のおそるべし』と言えるでしょう。



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