その他の雑学
烏龍茶(ウーロン茶)


 なぜ、烏と龍、茶と書いてウーロン茶と言うのでしょうか。
それは、茶葉が、龍のように捻れているからだそうです。
烏龍茶は、お茶の葉が烏のように黒くて、龍のように捻れているところから名付けられたと言われています。
烏龍茶は、茶葉を乾燥させてから発酵させ、それから、釜で煎ったり、強くもみ上げたりして作るのですが、その課程で、お茶の成分のタンニンが酸化することによって、あの黒い色とねじれが出ます。

 お茶には、緑茶や烏龍茶、紅茶など、それぞれの種類によって適した木がありますが、基本的には、お茶の木であると言う意味では同じです。
それを、どのようにして加工するかによって、様々なタイプのお茶になります。
 緑茶以外のお茶は、発酵させて作りますので、その発酵の度合いによって、お茶の色や香りに、それぞれの味が出てきます。
そんな中でも、烏龍茶は途中で発酵を止めてしまう半発酵茶です。

 ちなみに、全く発酵させないものが緑茶で、紅茶は全発酵茶です。
烏龍茶は、中国の16世紀民の時代に、皇帝に献上するお茶として開発されたと言われています。
烏龍茶に使われている龍と言う字は、実は、中国では皇帝を指す言葉とされており、例えば、洋服の模様や、絵柄、文字などは、一般人は龍は軽々しく使ってはいけないものでした。
烏龍茶は、中国でも大変高価なお茶とされ、品評会で最高級とされる物では、500グラムでなんと100万円もの値段がつくものもあります。



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