日本では、大晦日に年越しソバを食べる風習がありますが、なぜ、年越しソバを食べるようになったのでしょうか。
昔から、ソバを食べるのに細く長くと言うようなことが言われますが、ソバは、細く長く伸びると言うことから、家運や寿命が長く伸びると言う縁起をかついだと言われていますが、他にも、いろんな説があるようです。
例えば、ソバは切れやすいことから、1年間の苦労や災い、それに、借金までをきれいさっぱり切り捨てようと言う願いで、ソバを食べることもあるようです。
それから、金細工をする職人達が、散らばったきんの粉などを集めるのに、ソバ粉を練ったソバ団子を作って、それにくっつけて集めたと言われているのです。
それを、水に浸けると、ソバ団子が溶けるので、金だけが下に沈むのです。
そこで、ソバの溶けた水を棄てると、金を集めることができるという訳です。
また、そのソバ団子を燃やすと、ほとんど灰が残らずに金を集められると言う説もあるようです。
そのようなことから、金を集める、金が集まると言う縁起から、ソバを食べるようになったと言う説と、ソバと言う植物は、雨風で倒れても次の日には日光にあたると、直ぐに立ち直ると言うので、それにあやかって、来年こそはソバのように頑張って起き上がる年にしたいと言う願いからと言う説もあります。