その他の雑学
相撲に必要な 塩 水 紙


 相撲にとって、塩、水、紙は、江戸時代の始めから使われている不可欠なものです。
塩をまく事によって、土俵の邪気を払清め、けがをしないように神に祈ると言う意味があります。
この塩は、清めの塩、力塩などと呼ばれます。
葬儀の時の塩も、清めると言う意味で、ここから来たと言われています。

 さらに、塩には傷に対する殺菌や土俵を固めるといった効果もあります。
残念ながら、この塩をまく事ができるのは、十両以上のお相撲さんだけです。
特例として、幕下のお相撲さんもまく事のできる時もあるそうです。
使われている塩は、食塩ではなく粒の少し荒い塩で、1日にまかれる量は40キロ〜45キロにもなるそうです。
ですから、15日間で約700キロにもなります。

 水は、力水、清めの水などと言って、土俵に上がる前に口を濯いだりします。
その水には、死力を尽くして戦う覚悟と言う意味で、水杯と言う意味もあります。
また、紙は力紙と言って、力水を使った後、口や顔、脇の下の汗を拭って体を清めるためのもので、化粧紙とも呼ばれます。



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