過去に大成功した企業家や、自分の夢をかなえた人を調べてみると、共通した点があるのだそうです。
ひとつは、自分のおもしろいと思ったことを人生の中で探していることです。
なんと、それが直感というもので、何かを見た瞬間に、これはいけると思えるのだそうです。
ドイツの商人で、シュリーマンと言う人がいましたが、この人は、子どもの頃に親から教えてもらった話を本物だと信じて直感したのだそうです。
それを、50歳くらいになって、それまで儲けたお金を全部注ぎ込んで発掘を始めるのですが、古代の文化を、実際に発見したそうです。
では、その直感を鍛えるにはどうしたらよいかですが、直感は、右脳の作業を使っていますから、いろいろな物を見たり聞いたりした経験の積み重ねが直感を鍛えるのです。
最近、直感に関係する細胞が右の脳にあることが分かりました。
それを、スピンドル細胞と言い、情報を処理する能力が非常に優れています。
成功するには、常に、自分のやりたいことをはっきり明確にさせておくと言うことと、いろいろな体験を通して、自分は何に向いているかと言うことを早く発見することが、成功する早道だと言われています。
ですから、頭が良いとか悪いとかは、それほど関係なく、即決できる脳を作ることです。
そのためには、直感と関係している右脳に見たり聞いたりの多くの経験を詰め込む必要があります。
しかし、成功した人でも、何度も失敗をしているのですが、あきらめないで挑戦しているのはなぜでしょうか?
このような人は、あきらめない脳と言うか、懲りない脳を持ち合わせていると言われています。
アッフルコンピュータを造ったのは、スチーグジョブスと言う人ですが、なぜか、会社から追い出されてしまいました。
しかし、彼は全くの0からスタートして、再び、今話題になっているIポットを作りました。
やはり、成功しなかった時に頭を切り換えられて、次の目標にセットできることが重要になってきます。
よく失敗を恐れずにと言いますが、失敗したときに戻れる場所が必要で、これをセーフベースと言います。
つまり、安全地帯のことで、それが、子どもの時には、母親などの親なのです。
そこに戻れば、必ず慰めてくれるのです。
大人になった場合には、自分で持っている、これだけで食って行けると言う最低の能力や、あるいは、お金などがなければ、なかなか大きなことにチャレンジできないものです。
それ以外にも、成功への意欲や、やる気を継続させることも大変です。
それには、脳の中のドーパミン物質(神経細胞同志の情報交換するときに使う物質)で、これが、嬉しいときなどには大量に出てきます。
もともと、人間が最もやる気が出るのは、確率が五分五分の時だと言われています。
あまり簡単に成功してしまうのもだめですし、確率の低いものにチャレンジしても、ますますやる気が無くなってしまったりするので、うまく行くかも知れないし、だめかも知れないと言う半信半疑の目標設定をするのが、最もやる気が出ると言うことです。