これは、仕事で本当に大切にしたいことと言う本からの抜粋です。
「成功の哲学は、失敗から生まれる。」と言うタイトルで載っています。
どこか、「失敗は成功の元」と似ていますね。
アメリカの企業では、失敗を経験し、それを乗り越えて来た人をトップに選ぶと言うことが多く、失敗の経験がない人間をトップに据えることは極めて少ないそうです。
失敗を乗り越える過程で身につけた方法は、やがて、成功の哲学になると言うことですが、哲学を持った人間は強くなります。
目標を達するまでは、何が起ころうと引かないと言う不屈の精神が燃えてきて、リスクを全く怖がらなくなると言うことです。
それどころか、リスクにかけて、チャンスを掴み取ってやろうと積極的に考える姿勢も生まれて来ると言うのです。
人間は、哲学を持って生まれている訳ではありませんが、厳しい試練を経て、成功や失敗を体験する中から、哲学の原型が生まれ、それが、やがて自分の生き方はこれだと言う確固とした哲学に成長して行くと言うことなのです。
試練が多ければ多いほど、素晴らしい哲学を作り出せるのです。
そう言う人が、リーダーになるから発展があるのですが、試練を積んでいない人がリーダーになると、国であろうと企業であろうと、間違いなくおかしくなって行くのです。
そういう意味では、前向な考えを持つ企業や、前向き思考イノベーションを促進する個人の責任感と信頼感を調整する人間関係を重視し、内部ではなく、外部に沿って目を向け、競争相手に打ち勝とうと立ち向かう、そして、成果を正しく評価することが大事なのです。
後ろ向き的な企業文化を持つ企業には、逆の特徴があると言われます。
あえて冒険をおかさず、現状を維持する後ろ向き思考、減点主義お客様の声よりも、社内の上層部の方に目が向き、半量性がはびこる。
今まで、日本企業の大半が、この防衛的文化の特徴を持っていました。
しかし、グローバルな世界で、それが通用しないのは、業績の伸びの差からでも明らかなのです。
建設的文化えの転換は、企業が生き残るための絶対条件なのです。
そして、個々の社員にもまた仕事えの取り組みの転換が求められているのです。
そういう意味では、小心で大胆なことができる、むしろ、小心だから大胆なことができるのだと言えるかも知れません。
人事を尽くした後は、天命を待つのみ。こういう意味合いが重要なのではないかと思います