らくだと聞けば夏のイメージがありますが、らくだは、砂漠の舟とも言われるように、あのユニークなこぶの中には、いったい何が入っているのでしょうか?
らくだのこぶの中には、脂肪がタップリと蓄えられています。
そして、らくだには、こぶが一つのひとこぶらくだと、こぶが二つのふたこぶらくだがいます。
もし、この2種類のらくだの間に子どもができたら、いくつのこぶのらくだが生まれるのでしょうか?
らくだの体は、砂漠での生活に、とてもよく適応していて、足の裏には砂の上を歩くのに適した広さと厚みがあり、太陽で焼けた砂の上を平気で歩く事ができるようになっていますし、鼻の穴も、砂あらしの時、砂が鼻の穴に入らないように便利な開閉式になっています。
そして、こぶの中の脂肪は長旅に備えての栄養分となります。
ひとこぶらくだは、アラブや北アフリカに多く生息し、ふたこぶらくだの方は、中央アジアやゴビ砂漠に多いそうです。
さて、ひとこぶらくだと、ふたこぶらくだの間にできる子どものこぶは、一体いくつでしょうか?
それは、1.5個です。
嘘のようですが、これは、本当の話で、実際に、東部動物公園でその2種類のらくだの間にできた子どもがいます。
こぶは、一見して一つのように見えますが、こぶにくびれがあり、後ろの方は半分ほどの大きさなのだそうです。