その他の雑学
ペットボトル


 ペットボトルの材質には、柔らかいものと、硬いものがあるのはご存知の通りです。
最近では、ペットボトルの材質が柔らかいものも増えていますが、これは、ペットボトルに限ったことではなく、環境問題を考慮したことで、できるだけ容器を軽くして行こうと言うふうに考えられるようになりました。
ペットボトルの場合、原材料は石油資源ですが、それをできるだけ節約したいということもありますし、製造するときに出る2酸化炭素も減らしたいと言うこともあります。
その上、軽くなると運送にも良い影響があって、車から出る排気ガスも減ることになります。

 このような、いろいろな理由から、ペットボトルの材質が薄くなっています。
ペットボトルは、従来、ジュウスやお茶など、中身を詰めるときは、高温で詰めることによって、詰める中身で容器を殺菌していましたが、その温度に耐えられるような容器製造方法でしたので、ある程度の堅さが必要でした。
しかし、最近では、厳重に管理されたクリーンな製造工程で、無菌充填ができるようになりましたので、常温でも詰めることができるようになりました。
このために、ボトルを薄く軽くできるようになったのです。

 ボトルの外側についている凸凹の模様は、これは、ボトルが薄くても、丈夫なボトルにするためについています。
一方では、持ちやすくするためにボトルの中央に、指が収まる凹みを付けてあるものもあります。
ですから、ただ薄くするだけでなく、持つことにも気を配って作られているものもあります。
しかし、全ての会社が、このような無菌設備を持っている訳ではありませんし、炭酸飲料のように、機能上、一定の硬さを必要とする製品もあります。



 その他の雑学 トップにもどる