個人差はありますが、健康な人が１日に出すおならの量は百ミリリットル〜３００ミリリットルと言われています。
多い人は、５００ミリリットルとも言われ、その成分の大半は空気です。
これは、食事などの時に大量に吸い込んだ空気の１部が、大腸に送られて、おならとして出るのです。
ただ、気になるのは匂いがあると言う事です。
これは、腸などの消化器官の中に、腸内細菌の微生物が住んでおり、食べた物を分解する訳ですが、この時に、食べた物によって色々なガスを発生させます。
このガスが、おならの匂いの元です。
特に、肉などの蛋白質の多い食べ物から出るガスは、硫黄と水素が混ざってできる硫化水素で、後、スカトール、インドールと言った気体ですから、このようなガスが特に匂うのです。
一方、澱粉質や繊維質の食べ物から出るガスは、窒素や水素、メタンなどですから、これは、あまり匂わないのです。