その他の雑学
クーラー


 初期のクーラーは、冷却剤にアンモニアガスを使っていました。
それが、フロンガスに代わって、しばらく続きましたが、オゾン層を破壊すると言うことで、最近では、ほとんど使われなくなりました。
クーラーのリモコンには、当然ですが、温度の設定ができるようになっています。

 ところで、クーラーは、設定した温度の風が出て来るのだと思っていませんか。
そう思っているとしたら、それは大きなまちがいです。
ほとんどのクーラーは、下側に冷風の吹き出し口があり、その上に室内の空気の取り込み口があります。
そして、その取り込み口のどこかに、室内温度を検知するセンサーが付いています。

 さて、皆様はクーラーの温度設定をいろいろ変えて、吹き出し口から出てくる風に触れたことはありませんか。
もし、あったとすれば、どうでしょうか。
風の温度は変わっていたでしょうか。
実は、クーラーから出る風の温度は、低温で一定の温度の風が出るようになっていて、出て来る温度を換えているのではありません。

 それでは、どうやって温度を設定しているのかということですが、センサーで室内温度を測定し、冷たい風の出てくる時間を変えているだけなのです。
つまり、低い温度に設定すると、冷たい風の出ている時間が長くなり、少し高目の温度に設定すると、冷たい風が出ている時間を短くするようになっているだけなのです。
結果的には、室内の温度が変わりますが、クーラーから出ている風の温度は同じと言うことです。



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