最近は、子供を叱れない父親が増えているそうですが、なぜでしょうか。
それには、2つの理由があると言われています。
1つは、今の父親は、自分が親にあまり叱られた経験がないと言うこと。
もう1つは、自分が会社人間になっているので、日常生活の中で、子どもと接する時間が少ないと言うことだと言われています。
では、父親の威厳を取り戻すには、どうしたらよいのでしょうか。
それには、父親のやっている仕事の内容や、その仕事の価値が子どもに分かることが重要なのです。
それと、家庭の中で、母親が父親をばかにするような態度を取ったり、何か家庭内で重要なことを決めなければならなかった場合に、母親の方が主導権を握っているような家庭では、父親の威厳は子どもには伝わらないのです。
ラジオで聞いたことですが、上手な叱り方の10ヶ条というのがありましたので紹介します。
1.叱れないと言って、言いたいことを言わないのはだめで、単刀直入に言うこと。
2.言ったら後は、深追いをしないこと。
3.お前嘘を言ったろうとか、決めつけをしないこと。
4.子どもの言うだけどとか、だってとか言う言い訳を聞いてやること。
5.あたまごなしの否定ではなくて、こうしたらどうかと言うような解決策を示してやること。
6.だめばかりを言わないこと。
7.素直に謝ったときは、追い打ちをかけないで、謝ったことを褒めてやること。
8.けんかをしたときや、何かをした時に、相手の立場になって見たらと、少し目線を広げてやること。
9.ばかとか、出て行けなど、決して暴言や暴力を振るわないこと。
10.親子が、上下関係で見るのではなくて、対等な眼差しで見てやること。