雷と聞くと、夏の風物詩のように思いますが、実は、日本では5月から6月に多く発生するのだそうです。
夏の雷は、急に発生するなど、インパクトが強く、雷と聞くと、ついつい夏のものだと思ってしまうのだと思います。
数年前に、国会議事堂に雷が落ちて、建物の一部が壊れると言うことがありました。
議事堂の周りには、もっと高い建物があるにも関わらず、なぜ、低い議事堂に落ちたのでしょうか。
国会議事堂は、高さが65メートルほどで、しかも、避雷針も付いているのです。
避雷針は、落雷の被害を最小限に留めるためには必要なものですが、雷の中には、それを避けて落ちるものもあるようです。
ですから、避雷針は100パーセント安全とは言えないのです。
雷から見て、建物や木などの高さが影響するのは、それらが接近している場合で、30メートル以上離れると、高さは関係なくなるそうです。
つまり、30メートル以上離れると、その周りにどんな高い建物があっても関係なくなり、低い建物にも落ちる可能性がでてくるのです。
しかし、雷が鳴っている時に、高い木の下に逃げ込むのは危険です。
もし、その木に雷が落ちたとすると、1〜2メートル離れていても、遊雷によって、かなりの影響を受けると言われています。