飲み残しのワインを、そのままにしておくと酸っぱくなって来ますが、ビネガになるのでしょうか?
ビネガは、ぶどうの果汁をアルコール発酵させた後、さらに、酢酸菌で発行させて作る酢のことで、赤ぶどうからは赤ワインビネガが、白ぶどうからは白ワインビネガが作られます。
これは、ワインを作るようにして作りますので、飲みかけの古くなったワインが、酸っぱくなって、それがワインビネガになると言う訳ではありません。
料理に使うようなきちんとした酢にするには、それなりの作り方があります。
ワインビネガは、あっさりとして、爽やかな酸味とフルーティーな香りがあり、様々な西洋料理に隠し味として、肉料理やソースの風味付け、一般の食用酢と同じように、サラダやマリネなどのドレッシングにも多く使われています。
それから、同じぶどうから作る酢に、バルサミコ酢がありますが、これは、ぶどうの果汁を煮詰めて濃縮し、木のたるに入れて自然に発酵させて作るものです。
本場のイタリアではぶどうの品種から、製造の工程まで細かく決められています。
同じぶどうから作られるワインビネガに比べると、非常に芳醇で、濃厚な香りが特徴ですし、色が黒いので、イタリアの醤油などとも言われます。
さて、次は炭酸飲料についてですが、炭酸飲料を沢山取ると、骨や歯が溶けると言われますが本当でしょうか?
これは全くの嘘で、炭酸飲料を飲んで、骨や歯が溶けると言うことはありません。
骨や歯の成分は、主にカルシュウムで、酸に溶ける性質は確かに持っています。
魚の骨を、酸を含んだ液体に浸けておくと軟らかくなったり、溶けることがあります。
炭酸飲料にも酸味料が若干含まれておりますし、炭酸水その物にも弱い酸性があります。
しかし、これらの酸は骨や歯を溶かすほど強い物ではありませんし、直接歯に触れたとしても、直ぐに通過してしまい、その後、唾液で中和されてしまうことが多いです。
炭酸飲料を飲んだからと言って、たちまち歯が溶けることはありません。
ちなみに、酸と言うだけなら先ほどのワインビネガもそうですし、果物そのもの、果汁飲料や日常の食品にも酸を含むものが多くあります。
それから、骨は、酸を含む飲料を飲んでも、それが直接骨に触れるわけけはありませんから、こちらの方が歯よりも安心できます。