その他の雑学
ビールの色


 夏場は、特にビールがおいしく感じられるようになりますね。
そこで、今回はいろいろな色のビールのお話です。
黒ビールの色の元は?、また、いろいろな色のビールは作れるのでしょうか?
ビールの色は、使用される麦芽の色によって決まります。

 ビールには、淡いきれいな黄色い色と、中程度の色、黒い色の黒ビールがあります。
黒ビールは、麦から麦芽を作るときに、麦芽を強く熱することで麦芽に含まれている蛋白質や、アミノ酸、糖分などが反応して、色の付いた成分ができ、焦げて色が出てきます。
こうして作られた濃い色の麦芽を使ってビールを作ると、普通の黒ビールになります。

 次に、いろいろな色のビールは作れるのかと言うことですが、世界中には、いろいろな色のビールがあります。
特に、ベルギーのビールに面白い物があり、なんと、ピンク色のビールや赤、青色のビール、きれいなグリーンのビールもあります。
これらのビールの作り方は、サクランボや木イチゴをつけ込んで作ったフルーツビールと呼ばれる物に多く見かけられます。
あとは、出来上がったビールに、更にジュースを加えて、それを熟成させると言うものもあります。その他には、着色料を使って、赤や青色のビールに仕上げたビールもあります。

 このようなビールは、一般的に苦味が少ないのと、甘味のあるきれいなビールですので、フレッシュタイムの飲み物や、カクテルのように飲まれることが多いようです。
そして、このようなビールは、チキン料理に、とてもよく合いますが、残念ながら、日本の酒税法では、ビールの定義と言うのは、麦芽と、ホップ、水に限られていますから、これ以上の米や、コーン、ブドウなどの副原料は使えないように限定されています。
先ほど紹介したようなフルーツビールや、着色したようなビールは、ビールとは言えず、作ったとしても、発泡酒や雑酒の分類になります。



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