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110番の日


 110番の制度が設けられたのは、1948年昭和23年の10月一日でしたが、1月10日に因んで、今日が、110番の日になりました。
しかし、全国的に110番になったのは、1986年昭和61年からです。
それまでは、東京だけは110番でしたが、大阪や京都、神戸は1110番でした。
そして、名古屋は118番でした。

 コのように、地域によって番号が違っていたのです。
これが、1954年まで続いていましたが、これだと何かと不便だということから、その後、全国的に110番に統一され、1986年に110番の日になりました。
では、なぜ110番になったのかですが、その理由は3つあります。
緊急の時は、電話帳などを調べていられないことから、まず、簡単であることが必要。
次に、かけやすいと言うこと。
コの頃の電話は、全てダイヤル式の電話機でしたので、1が1番時間がかからないのです。
それで11までは良いのですが、もう一つ間違いにくいと言うことも必要なことから1番ダイヤルで長い0を最後に使って、少し考える時間が持てるように、覚えやすい、かけやすい、そして、間違いにくいと言うことで110番になりました。

 2004年度の一年間で、110番の電話の回数が850万件ありました。
これを1日当たりにすると、約25000件になり、国民15人に一人がかけたことになります。
これで1番多いのが交通事故や交通違反で、全体の3割です。
次に多いのが問題で、運転免許証の更新や警察署の電話番号の問い合わせなどの各種紹介に関した緊急を要しないもので、なんと、25パーセントもありました。

 他に、実際にあった話として、猫が死んでいるとか、ひどいのになると友達の電話番号を調べてくれ、夜になって寂しくなった人が用も無いのにかけて来る、など料金がかからないので1日に何回もかけて来る人もいるのだそうです。
これは、まだ良い方で、いちばん困るのは、強盗が入ったなどの嘘の電話なのだそうです。
警察は、電話があった以上は行かない訳には行かないのです。
 こういう電話は、本当に困ったものです。
急を要さない警察への電話は、♯9110番です。



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