女性の健康作りには、やはり、女性ホルモンが大きく関わってきます。
元々女性は、男性に比べて、身長や体重が小さめですし、筋力も少ないのですが、反面、体脂肪が勝っているのが女性の特徴ですから、そのような体に応じた健康作りが大事です。
女性の一生の中で、健康状態が大きく別れるのが更年期です。
更年期までは、女性ホルモンも、豊富に出ていますが、更年期を境に一気に減少しますから、それに合わせた健康への取り組みが大切になってきます。
特に、大きく現れるのが骨粗鬆症の問題です。
しかし、どんなに努力しても、この人の場合はだめだと言われることがあって、いわゆる、遺伝的に骨粗鬆症になりやすい体質と言うことがあります。
ところが、骨粗鬆症になっている人でも、その半分ほどは自分の努力によって、予防したり抑制したりすることが可能です。
例えば、骨にとって大事な栄養素のカルシュームをよく取るとか、運動をして、いつも骨に刺激を与えておく、無理なダイエットはしない、喫煙をしないなどの努力をすることで、骨の量の減り方を抑制することが可能になってきます。
骨は、圧力をかけないと、どんどん減って行くものです。
宇宙飛行士が、宇宙から帰ってくると骨の3ぶんの1が失われたと言う話しを聞きます。
これで、地上で体を動かすことが、いかに大事であるかが分かります。
では、毎日の生活の中で、どんなことに注意をしなければならないのでしょうか?
骨の健康に関しては、カルシュームが中心になりますから、意識して牛乳や、乳製品、小魚を取るように心がけます。
また、納豆やひじきは、骨にとって大事なビタミンKや、マグネシュームなど、いろいろな成分を含んでいますので、このような物も注意しながら、カルシューム不足にならないようにすることが大切ですし、骨に刺激を与えることも不可欠です。