女性に多い病気
間質性膀胱炎


 普一般的に女性が起こす膀胱炎は、大腸菌などの感染によって起こる急性膀胱炎のことを言いますが、コの膀胱炎は、診断もしやすくて抗生物質を1週間も飲めば治ってしまいます。
それに対して、間質性膀胱炎の場合は、患者の数は少ないのですが、原因がはっきりしておらず、しかも、細菌感染ではないために、抗生物質では治らないのです。
症状が、頻尿や排尿の時の痛みが急性膀胱炎と似ているために、急性膀胱炎と診断されてしまうことがありますが、実は、膀胱の粘膜の下にある間質と言う部分が炎症を起こしているのです。

 ただ、患者によく聞くと、急性膀胱炎と違って、尿の出終わりでなくて、膀胱に尿が貯まって来る時に痛いと言う違いがあるのです。
日本では、まだ患者の数が少ないため、当然、経験した医師も少ないのです。
ですから、間質性膀胱炎にも関わらず、急性膀胱炎と診断されることが多く、抗生物質を投与されるのですが、細菌感染でないために症状が改善しないのです。

 その他にも、神経性の頻尿に間違えられることもあり、心因性の物であれば、外出した時だけ頻尿になり、自分の家にいるときは普通と言う特徴があるのですが、間質性膀胱炎の場合は、夜中でも痛みや尿意で目が覚めて、何度もトイレに行くとか、心因性の頻尿とは違う点が多々あります。
間質性膀胱炎の原因が、まだはっきりしていないために一概には言えないのですが、間質性膀胱炎の人の言うことを総合すると、個人差はあるものの、柑橘類や酢の物、ヨーグルトなど酸っぱい物や香辛料の利いた辛い食べ物を食べたり、アルコールを飲んだときに痛みが強くなると言うような特徴がありますので、これらと同じような食べ物を食べたときに、同じような症状が出たら、もしかしたら間質性膀胱炎かも知れないと疑って、そう言う食べ物を避けるとか、あるいは、便秘のときに症状が悪化すると言われていますので、便秘にも気をつけることが大切ではないかと思います。



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