マラソンの時に補給するドリンクで、運営側で用意する物は、水や水とスポーツドリンクを混ぜた物のようですが、選手が、特別に用意する物は、ほとんど秘密になっています。
一般的には、水に糖分、それから、アミノ酸を含んだドリンクが多いと考えられます。
水の補給と、ナトリュウムやカリュウムなどを素早く体内に補給するために、人間の体液の浸透圧と等しい成分が含まれている様々な市販のスポーツドリンクを薄めた物を基本にして、後は、それぞれの選手の体質に合わせた成分を強化したり、好みの物を加えているようです。
ある有名な選手が利用したドリンクで、BCAと言う成分がありますが、ブランチトチエンアミノアシド、分鎖アミノ酸(ぶんさあみのさん)と言って、バリン ロイシン、イソロイシンの3つのアミノ酸が入っていると言われています。
このアミノ酸は、集中力の維持、筋力の持続、あるいは、筋肉疲労の予防などに効果があります。
外国の選手の場合は、味が重視で、甘味の強い物を好む傾向にあるそうです。
そして、疲れがピークに達する後半には、糖分を増やすとか、序盤と終盤で糖分の量を換えている選手もいます。
その他には、お茶に砂糖を溶かしたり、炭酸を抜いたコーラを用意する選手もいるソウですが、そのままの物を使う選手もいます。
東京オリンピックで、裸足で有名になったアベベ選手は、スイカのジュースだったと伝えられています。
わたしたちが、水を飲む時は喉が渇いたと感じた時ですが、スポーツ選手の場合は、それでは間に合わないのです。
ですから、事前にキチンキチンと、時間を計って取るようにしているのですが、マラソン選手の場合では、5〜6キロメートル毎に、キチンと給水地点を設けています。