病気の予防
減塩


 塩分の取りすぎは、高血圧などの原因になるために、体に良くないと言われますが、取らないわけにも行きません。
文明人は、食塩中毒などとも言われるほどですが、食塩は、体にとって大変大切なものです。
 体の中の60パーセントは水ですが、その中の15パーセント程度は細胞の外にある水で、それは、ほとんど食塩水と言っても過言ではありません。
普通ただ生きて行くだけなら1日の食塩の摂取量は1〜2グラムもあれば十分ですが、汗をかいたりしても、それでも5グラムもあれば十分です。
1グラムの塩分が、体の中に入ると、100tくらいの水が必ず必要になります。

 細胞の外にある水分の塩分濃度が高くなるほど、高血圧や心臓を肥大させたりすることに繋がります。
ハムやソーセージは、多くの食塩を含んでいますから、血圧の高い方は、なるべく避けることが大事です。
普通は、1日平均約15グラム程度取っています。
制限していると言う場合でも、元々その食品に食塩が含まれている場合もありますから、10グラムほど取っています。
厚労省は、1日10グラム以下を推奨していますが、みそ汁1杯が1〜2グラムです。

 減塩した料理を食べると、最初は味がないような気がしますが、しばらくすると馴れるものです。
薄味に馴れてくると、今度は前に食べていたものが塩辛く感じるようになります。
 食事は、あらゆる健康面手の基本ですから、あまり味気ないものでは食事が楽しくありません。
食塩の代わりに酢を使ったり、しょうがや唐辛子などの香辛料を上手に使うことを工夫すると良いでしょう。



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