この病気は、神経の走行に沿って発生するのが特長ですが、痛いのでも有名な病気です。
頭部では、三叉神経の領域の目の周りに、耳を含んだ領域にくると、目まいがしたり、耳が聞こえにくくなったり、顔面神経にくると、顔面神経麻痺になったりします。
この病気の原因は、水痘帯状疱疹ウイルスによるものです。
最初の感染は、水疱瘡の形で発症しますが、その時期が過ぎると黒いカサブタになって、最後はそのカサブタがポロリと落ちて治ります。
肋間神経や、坐骨神経に沿って出てくる場合が多いですが、最初は、神経痛と間違える場合も多いです。
治療の時期が遅れると、その程度によって後遺症が出ることがあります。
この病気は、皮膚と神経の炎症が主体ですから、神経のダメージが大きい場合は、神経痛と言う形で後遺症が出ます。
帯状疱疹の治療は、入院した場合は、点滴や塗り薬などで治療しますが、最近は、効果的な内服薬もできました。
発疹が出たら、三日以内に受信すると、直りも早く後遺症の心配もありません。