その他の病気


汗(その1)

 同じ場所にいても、汗をかいている人と、かいていない人がいるのはなぜでしょうか?
人間の汗腺は、もともと誰でも同じ数を持っています。
ところが、実際に汗を出して働いている汗腺(能動汗腺という)が、実際には半分くらいしかないのです。
それしかないにも関わらず、最近は、ますます汗をかかない汗腺、休眠汗腺とでも言ったら良いのでしょうか、休んでいる汗腺が増えている人が多いのです。

 その原因は、文明の力と言われるエアコンにあったのです。
真夏でも、エアコンを動かしていれば暑くない訳ですから、汗をかく必要がないのです。
ですから、使わない汗腺は用がなくなり、リストラされると言いますか、ますます働かなくなってしまうのです。
その結果、暑くても上手く汗をかけなくなってしまうのです。

 夏の暑いときは、汗をかいて体を冷やすようにできているのですが、その当たり前のことができなくなっているのです。
これからの暑い時期に、外で仕事をしたり、営業の仕事をしている人は、滝のように汗を流しながら仕事をしていますが、この汗が出なかったら、どんなに良いだろうと言っている人がいたそうですが、確かに、汗を拭く必要もありませんし、便利かも知れません。
しかし、それは大きな間違いです。


汗(その2)

 人類の文明の発達は、汗の賜物です。
人間は、昔からずっと脳を発達させて来ました。
その脳が温度の変化、特に、上がる方に非常に弱いのです。
脳の発達を守るために、人間は、汗腺を発達させてきました。
ですから、全ての動物の中で人間が1番汗かきなのです。

 そして、汗をかくことで、人間は脳を守ってきましたし、汗をかいていないと、脳だけでなく体にも様々な影響を起こすことになります。
例えば、人間は行動するためにエネルギーが必要です。
しかし、それは食べ物から取れますが、汗は、その代謝をやっているのです。
代謝をすることによって、必ず熱が発生します。

 自動車でも、エンジンをかけると熱が出ます。
その熱を、冷却装置で冷やしているのですが、もし、その冷却装置が壊れたら、エンジンを止めるしかありません。
それと同じことで、人間も、汗をかかないと体温を下げることができません。
汗が蒸発するときに、気化熱として体から奪って行き、体温を一定に保つことができるのです。
体温を下げられないと言うことは、代謝をしても、熱を逃がしてやれないと言うことです。

 では、どうすれば良いのでしょうか?
ここで、熱を発生されては困りますので、その代謝自体を抑えてしまうのです。
そうすると、今度は体に様々な問題が出てきます。例えば、冷え性や冷房病、低体温、そして、最後には自律神経失調症など、いろいろな症状が出てきます。
そうなると、脳の温度も一定しなくなり、いらいらしたり、集中力がなくなったり、切れる子どもが出て来ることもあります。
ですから、切れる子供の原因の1つには、変色や糖分の取り過ぎばかりではなく、汗から来る精神症状が影響していることもあります。

 それから、汗にも、良い汗と悪い汗があると言われています。
良い汗は、イメージ的には、小粒でサラサラの汗で、悪い汗は、大粒で流れるようなねばねば汗です。
サラサラした汗は水に近く、蒸発もしやすいのに対して、ねばねばした汗は、体の中のミネラル分など、みんな一緒に流れ出てしまう無駄な汗です。

 では、良い汗をかくには、どうしたら良いのでしょうか?
それは、ズバリ、汗をかくことで、運動などをして汗腺を働かせないと駄目なのです。
手や足の筋肉にしても、骨折などで使わないでいると、どんどん痩せ衰えてしまいます。
それと同じで、汗腺も使わないでいると、機能が衰えてしまいます。


汗(最終回)

 お話が少し遠回りしますが、ゲルマニュームと言う鉱石があります。
電気の部品としても使われていますが、これをお風呂に入れたゲルマニューム温泉と言うのがあり、とても体に良いということで人気が出てきました。
どう良いのかですが、ゲルマニューム物質は、遠赤外線と、マイナスイオンを出して、体を中まで暖めてくれるのです。
そして、マイナスイオンは、汗や水の粒を小さくしてくれます。

 水は、表面張力がありますから、粒が大きくなりやすいのです。
それが、ゲルマニュームによって小さな粒になり、汗も小粒のサラサラ汗になります。
血液も、赤血球を水と一緒に運んでいますから、その水も小粒になると、細い末梢まで酸素や栄養を運んで行けるのです。

 では、家庭でできる汗腺のトレーニング法ですが、それは、休んでいる汗腺を目覚めさせてやることです。
そのためには、43℃くらいの熱めのお湯に、最初は10分くらい手足を浸しておきます。
これを続けていると、眠っている汗腺が目覚めてきます。
汗をかかない人は、汗腺トレーニングで、ぜひ汗をかくようにしてください。



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