お手軽体操
体を柔らかくする


 寒い時期に、長時間体を動かさないでいると、筋肉が堅くなると共に、血液やリンパの流れが悪くなり、足などに浮腫(むくみ)が起きるようになります。
大きな血管の流れを良くするには、背骨の両脇にある筋肉を緩めるのが必要ですが、場所が狭い所で行うには末梢の流れを良くしてあげることです。
それには、指骨間(しこつかん)と言って、足の指の骨の間で、最も狭くなる部分を手の指で刺激してやります。

 まず、足の指の間を広げてやります。
それが終わったら、指の間を手の指で刺激してやりますが、これは、押してももんでもどちらでもいいです。
1番狭くなっているところは、たぶん痛いと思いますが、そこを少し丁寧にやってあげます。
4ヶ所の指の間をやると、流れが良くなって、浮腫(むくみ)も取れてきます。
これをやると、エコノミークラス症候群の予防にもなります。

次に、硬直した背骨を緩める方法についてです。
これをやるには、仰臥位に寝て、ばんざいの形ができるくらいの広さが必要です。
では、説明します。
仰臥位に寝ますが、手は万歳のように頭より上にします。
つまり、立った状態でばんざいをした形のまま、仰向けに寝たと思ってください。
そして、足のかかとを下の方に引っ張られるように伸ばします。
爪先を、頭の方に向けるようにするとうまく行くと思います。
この時、手も同時に伸ばします。
これをやっても、お腹が伸びるような感じではだめで、背中が伸びる感じになることが大事です。

 かかとを下げ、手を上に伸ばして2〜3呼吸分の時間を止めて、その形でいます。
その後、一気に力を抜きますが、一気に力を抜くことが大事なのです。
急に脱力することによって、堅くなった筋肉が緩みます。



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