男性の場合、ある程度の年齢になると、前立腺のトラブルが出て来るのは仕方のないことだと、諦めている人も多いようですが、若さを保つ努力をしている人には、比較的に進行しない病気です。
前立腺は、初期の状態だと、手術をしないで治せる病気ですが、最近では、サプリメントなどを併用することも増えてきましたが、尿が止まるほどほおっておいたのでは、どうしても手術に頼るしか方法がないのです。
それと、最近は前立腺癌が増えていますから、検査だけはきちんと受けることが大切です。
では、°のような症状が出たら検査を受けたら良いのかと言うことですが、まず、尿の出方の状態が中心になります。
例えば、出にくいとか、あと切れが悪い、終わったと思っていたら、後でちょろちょろっと出る、急に尿意を催して、ちびってしまうなど、どれか1つでもこのような症状があれば、専門家に診てもらうことが大切です。
最近では、前立腺が悪いと、ED(勃起不全症)を併発することも話題になっていますし、更に、ほおっておくと、尿毒症になり血圧が上がったり、むくんだりするところまで行ってしまう人も増えています。
それから、アルコールと前立腺の関係ですが、強いアルコールを飲み過ぎると、前立腺がむくんで、尿が出なくなったり、夜中に何回もトイレに行くことになります。
特に、辛い物と一緒にアルコールを飲むと言うのが危険です。
前立腺肥大症は、様々な合併症も起こします。
1番多いのは、やはり、尿の問題で夜間頻尿です。
自律神経失調症を伴って、夜中に5回以上もトイレに起きると、体調も悪くなるだけでなく、前立腺肥大症の約4割の人はED2なっていると言われ、それを治して欲しいと希望する人が多いのだそうです。
EDになると、夫婦生活がスムーズに行かなくなるばかりでなく、男性は、社会的にも自信を失ってしまうことが多いと言われます。
しかし、EDの場合は、前立腺を治療して、尿の出を良くしてやれば改善できるのです。
前立腺肥大症は、初期の内であれば手術をせずに、温熱療法だけで治すことが可能で、通院で治療ができます。
日常生活で気をつけることは、熱い夏の内は水分補給をしっかりとすることですが、塩分の取りすぎには注意が必要です。
それから、運動不足、体の冷え過ぎにも注意が必要ですし、食事は、できるだけ辛い物は避けることが大切です。
また、お風呂の入り方も重要なポイントの一つで、39度くらいのお湯に20分くらい半身浴をします。
これを、寝る前にやると、夜間頻尿が改善されて、熟睡感が得られますので、翌日の体調にもプラスになります。
それと、運動のために歩いていると、膀胱括約筋や尿道括約筋が閉まり、洩れ予防にも繋がります。
最後になりましたが、前立腺には、ねばねば系やぬるぬる系の食べ物が良く、中でも、特に納豆や山芋、オクラなどが良いと言われています。