内臓の病気
脂肪肝が招く悪循環


 脂肪肝は、アルコールを飲む習慣のない人でも要注意です。
人間ドックなどで、早期発見をすることが大切です。
食べ過ぎ、飲み過ぎ、急激なダイエットなども脂肪肝になりやすいのです。
運動が嫌い、肥満ぎみ、脂っ濃い料理が好き、毎日必ずお酒を飲む、間食が多い。
このような状態だと、肝臓は脂肪肝で、ホワグラ状態になっているはずです。

 脂肪肝になると、肝炎や肝硬変、肝臓癌になる可能性が非常に高くなります。
脂肪分は、血液によって肝臓に運ばれ、そこに、中性脂肪やコレステロール、リンなどを放出します。そのまま放置しておくと、肝臓癌などになったりします。
肝臓の細胞内に蓄積された中性脂肪が、10パーセントを越えた状態を脂肪肝と言います。
急激なダイエットをすると、体は飢餓状態に備え、しっかりと脂肪を蓄えようとします。

 また、ダイエットや、アンバランスな食生活で蛋白質不足になると、肝臓で合成された中性脂肪を、血液で運べなくなります。
その結果、中性脂肪は肝臓にとどまり、脂肪肝になってしまいます。
しかし、まだ脂肪肝の段階ならば、食事や運動など、生活習慣の見直しで状態を改善することができます。
沈黙の臓器と言われる肝臓からの声なき訴えを知るには人間ドックなどで早期発見することが1番大切なことです。



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