健康に関すること
体の毒素を解毒する.


体に溜まった毒素を解毒する(その1)

 人間は、さまざまな物を食べますから、気がつかない間に体内に毒素が貯まってしまいます。
その毒素とは、PCBや、ダイオキシン、あるいは、残留農薬、建築資材などから出るいわゆるシックハウス症候群の原因となるようなホルムアルデヒドなどの化学物質などです。
その他にも、鉛やカドミュウム、タバコ、水道水、水銀の詰め物などが有害な物質と考えられています。

 これらの物質が体内に入ると、さまざまなところに蓄積されて、その結果、アレルギー性皮膚炎や、花粉症のような症状、高血圧や糖尿病、肥満、癌などの生活習慣病などのような症状まで引き起こします。
さらに、心にまで影響を及ぼし、切れやすくなる子ども達の症状や、気分がめいるうつ症状なども出てきます。
また、歯の治療に使う詰め物や、にせ物なども何年かたつと溶け出してきます。
それが、唾液から血液に入って、いろいろなところに影響します。

 その身近な物として、ニキビや、アレルギーの症状が出てきますが、さらに、さまざまな問題を起こしてきます。
これらは、歯の治療のためには必要な物ですが、いずれは溶け出すと言うことは、あまり意識していないのではないかと思います。
このような有害物質によって、本来の体のバランスが崩れてしまうのですが、その中でも、1番の問題は有害物質が腸内環境を悪化させて、免疫力が低下してしまうことです。

 人の体は、有害物質が入っても、ある程度なら自分の力で排出することができます。
しかし、それでも70パーセント程度で、それが便と一緒に排泄され、便秘がちな人の場合は、また体に再吸収されてしまいます。
これらの有害物質は、活性酸素を発生しやすくしたり、腸内の善玉細菌にダメージを起こしてしまうと、腸の免疫力が低下するということが起きてしまいます。

 では、体に溜まっている毒素を、具体的にチェックするにはどうしたら良いのでしょうか?
体の部分に貯まっているのを直接測定するのは、なかなか難しいですが、1つの方法として、髪の毛に蓄積した有害物質を分析して20種類以上を正確に測定することができます。
こうして測定された有害物質を、どうやって外に出したらよいかと言うことですが、それには、いろいろな方法があります。
昨今、話題のアルファリポ酸成分を持ったサプリメントを摂取するとか、緑黄色野菜、繊維の多い野菜などを取ると、それらにくっついて排泄されます。
また、鉛や水銀などは、それを、はさんでつまみ出すキレートという蟹のはさみのような効果のある物を積極的にとることが必要です。

 日常に取る物として、玉ねぎ、ねぎ、にら、にんにくなど、匂いの強い物には硫黄が含まれていますし、繊維を含んでいる物として、ゴボウ、リンゴに含まれるペクチンなどが特に良い食品です。
成分として、硫黄を含んだアミノ酸、メチオニンなどを含んだ豆乳なども良いですし、海草のぬめりのアルギン酸なども良い食品と言えます。


体に溜まった毒素を解毒する(その2()

 前回は、体に貯まった有害物質の70パーセントは、腸から便に混じって排泄されるというお話しをしましたが、それでも、便秘がちな人の場合は、腸内のバランスが崩れて、免疫力の低下を起こします。
その結果、体のいろいろなところに、さまざまな症状が出てきます。
便秘の人、下痢の人、疲労感や全身の倦怠感を感じる人、眩暈や眠れないとか、アレルギー、皮膚の症状のある人など、このような症状のある人は、腸内を洗浄することによって、病気を予防したり、腸内のバランスを整え、エネルギーを高める効果があります。

 便秘で悩む人は、食欲不振になったり、疲れやすくなったり、あるいは、肩こりや腹痛、肌荒れ、吹き出物、さらに、動脈硬化や高脂血漿、糖尿病などになる可能性が高いです。
そうなると、交感神経の刺激興奮が続いて、自律神経失調症の諸症状が出やすくなります。
たかが便秘と思っていると、大変なことになってしまう場合も多いです。

 病気の根源にもいろいろありますが、その1つに、腸内の環境悪化があり、腸が伸びて来る人がいます。
便秘を治そうと、薬に頼ってしまうと、腸の中が黒くなってしまいます。
まさに、腹黒の人間になってしまいます。
そこで、腸内洗浄という方法が取られるのですが、これにかかる時間は約1時間です。アメリカなどでは、健康維持のために、定期的に腸内洗浄をやっている人が多いのだそうですが、日本では、まだ始まったばかりです。


体に溜まった毒素を解毒する(その3)

 人間の体の中には、知らずしらずのうちに毒素が貯まってしまうというお話しをしましたが東洋医学では、これを万病一円、血の汚れから生ず(しょうず)と言います。
その血の汚れを、毎日外に棄ててくれるのが尿です。
腎臓が悪くなって、尿が出なくなると、体内に老廃物が充満して尿毒症になり、命の危険が出てきます。
日頃、尿を良く出すには、ゴボウや、玉ネギ、山いもなどの根の野菜を食べることが大切です。
血液を汚す1番の原因は便秘ですから、日頃から便通を良くするプルーンや、すり下ろしたリンゴ、野菜や海草類、豆類、コンニャクなどの繊維質の多い物を食べて、まず、便通を良くすることが大切です。

 次に大事なのが、汗です。
汗は、老廃物と水ですから、ほとんど尿と同じ成分です。
日頃から運動をしたり、入浴するなどで、しっかりと汗を出すことと、ショウガや、七味唐辛子などを利用して、発汗作用を高め、汗を出すことです。
しかし、このようにして排泄できるのは、水に溶ける毒素だけで、水に溶けない他の老廃物は、吐く息とともに出て行きます。
日頃から、よく話しをしたり、歌ったりして、呼吸の吐く量を多くすることで、血液中の老廃物が漏れて解毒、いわゆる、デトックスになります。
便も尿も汗も、あるいは、吐く息も、これらは全て排泄現象ですが、体温が高くなると、排泄現象は強くなります。

 そこで、熱を出すのに手っ取り早い方法は、風呂に入ることです。
シャワーをやめて、是非お風呂に入ることをお勧めします。
風呂はどうもと言う人は、43℃程度の湯を洗面器などに張って、手首から先を暖めると、腕や肩、首の血行が良くなって、肘や肩こり、頭痛などが軽くなります。
また、これと同じように、足首から先を浸けると、腰から下の血行が良くなって、足や膝、腰の痛みが和らぎます。
さらに、腎臓の働きが良くなり、尿の量が増え、これだけでも発汗作用が起きますので、解毒にも効果が期待できます。
効果を増すには、塩を一つかみいれるとか、すり下ろしたショウガを入れると、更に体が温まります。

 最後に、体を温めて、発汗、排尿、排便を促して血液中の老廃物を解毒するショウガ紅茶を紹介します。
これは、普通の紅茶を熱く入れて、すり下ろしショウガと、黒砂糖を自分の好みの量を入れて、1日に2〜3杯飲みます。
しょうが紅茶は、とても体が温まって尿も出やすくなるだけでなく、汗も出て気分が良くなり、風邪も引きにくくなりますし、冷え性の人にも効果があります。
冷え性の人が、これを寝る前に飲む場合は、紅茶ではなくて、普通のお湯にして飲むと、温かくなる上に、寝つきも良くなります。


体に溜まった毒素を解毒する(その4)

 体内の毒素を出すには、血液の流れを良くして、代謝を良くする必要があります。
それには、風呂に入るとか、運動をするなど、体を温めることで尿が出やすくなったり、汗と一緒に老廃物も出て行きます。
逆に、体を冷やすと、血液の流れが悪くなるばかりでなく、老廃物の排泄が悪くなったり、血液の中に糖分や中性脂肪、コレステロールなどの余剰物が貯まり、肥満や脂肪肝、糖尿病など、さまざまな病気の原因になります。
また、体温が1℃下がると、免疫力は30パーセントほど落ちますので、病気になる可能性が高まります。

 冷えを防ぐのに、食事面をどのように改善したら良いのかですが、東洋医学では、全ての物を陰(いん)と陽に分けていて、食べ物も陰と陽に分けています。
トマト、キュウリ、スイカのように体を冷やす食べ物を陰性の食べ物と言い、逆に、肉、卵、チーズのような体を温めるような食べ物を陽性の食べ物と言います。
そして、体の温かい体質の人を陽性体質と言い、筋肉質の男性がほとんどです。
逆に、冷え性の人を陰性体質と言い、ほとんどの女性がこのタイプです。
冷え性の人は、体を温める陽性の食べ物を、逆に、体の温かい人は、体を冷やす陰性の食べ物を食べると健康になれると考えられています。

 日本人は、36.5℃の平均体温を持っている人は少なく陰性体質の人が増えています。
体を温める陽性食品を食べて、血液中の老廃物を防ぐことが健康の基本になります。
陰性と陽性の食べ物の見分け方は、青白緑色の物は、体を冷やす陰性の食べ物です。
逆に、赤黒ダイダイ色は、体を温める陽性の食べ物です。

 牛乳よりチーズの方が暖まりますし、うどんよりそば、白ワインより赤ワイン、緑茶より紅茶、白砂糖より黒砂糖、洋菓子より和菓子、葉野菜より根菜のようになりますが、同じような食べ物でも、色の濃い方が温まります。
、体の温まる食べ物を食べて、運動をして汗をかき、解毒を進めることが大切です。
冷え性の人は塩も必要ですが、取りすぎると逆効果になりますので注意が必要です。


体に溜まった毒素を解毒する(最終回)

 これまでは、体の毒を出そうと言う内容でお話してきましたが、最終回の今回は、身近な体の毒素、便秘についてのお話しです。
便秘で悩んでいるのは、女性の方が多いですが、便秘になると、どんな悪影響があるのでしょうか?
食べた物の残り糟を外に出すと言う排泄は、とても大事なことです。
腸内細菌は、善玉菌と悪玉菌、そして、どちらとも言えない日和見菌で構成されています。

 便が長期間に渡って腸内に滞ると、悪玉菌の力が強くなって、腸内環境を乱してしまいます。
その悪玉菌が、更に体に悪影響を与える物質を作り、そのために、免疫力を低下させたり、腸の壁を傷つけてしまったりするなど、結果的には発癌物質や、老化物質も作るのではないかと言われています。
便秘にも、さまざまなタイプがあり、1番多いのは常習性便秘で、便秘の分け方は、腸の働きから分けています。まず、便意を我慢してしまい、その繰り返しによって、便意のサインが脳に伝わらなくなってしまう直腸性便秘があります。
それから、腹筋が弱くなったために、腸の動きが悪くなってしまう弛緩性便秘や、ストレスなどによって、逆に腸の動きが動きすぎて、腸が痙攣してしまうような痙攣性便秘の3タイプに分けられます。

 とはいえ、便秘の原因には、さまざまなことが関わっていますので、これは1つの目安にしかなりません。
女性が便秘になりやすい原因の1つは、女性ホルモンの影響で、女性ホルモンの中の黄体(おおたい)ホルモンが分泌されると、腸の蠕動運動が抑制されて、便秘になりやすくなります。
その関係で、生理前になると便秘傾向になります。
その他、女性は男性に比べて、筋力が弱いということがあります。
腹筋が弱いと、排便がスムーズに行かなくなり便秘になりやすくなります。
それと、女性の場合は冷えやすいと言うことがあり、冷え自体が腸の動きを抑制してしまったり、便意を催しても、トイレに行くのが恥ずかしいといって、我慢してしまうことが便秘を作っていることもあります。
また、過度なダイエットによって、食事の量が少なくなることで、トイレに行く回数が少なくなるのも便秘の原因になります。

 では、便秘を防ぐにはどうしたら良いのでしょうか?
それには、よく言われている規則正しい生活と、適度な運動に尽きます。
これでは答えになりませんので、食物繊維を豊富に含んでいる物を食べることはもちろん、腸内細菌を整えるためには、乳酸菌などの善玉菌を積極的に取ることが大事です。
その時に、乳酸菌のえさになる栄養素のオリゴ糖を取ることが必要です。
オリゴ糖は、食物繊維から作られていますので、とても構造が似ているのです。
特に、女性の場合は、大豆から作られているイソフラボンが、ホルモンバランスを整えてくれます。
その他にも、ハーブティーのペパーミントが、便秘には効果があります。
これは、腸の蠕動運動を回復させて、老廃物を排出させてくれるためです。



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