アレルギーと皮膚の病気
脂漏性皮膚炎


 お酒を飲むと、血管が拡がり汗をかきます。
すると、頭皮の皮脂の分泌も高まり、汗と皮脂が混じってクリーム状態になり、頭全体を覆います。
これを、長時間ほうっておくと、皮脂が酸化して炎症を起こし、中高年に多い脂漏性皮膚炎が悪化し、かゆみが増してふけが増え、髪の毛が抜けやすくなります。

 特に、要注意はシャンプーをした後にお酒を飲むことです。
美容師の中には、髪を洗ってあるから安心と言う人がいるそうですが、その後に、お酒を飲んでしまったら同じことだと言われています。
 それから、汗と皮脂で顔がギラギラしていると、糖尿病の恐れがあるとも言われます。
このような人を調べてみると、血糖値や血圧が高かったと言うことがよく見られます。

 また、汗をかいたままの靴下は、水虫を悪化させます。
足の裏も、他の体の部位と同じように汗をかきます。
外を歩いて汗をかいたまま靴下を換えないでいると、水虫がひどくなります。
ベタつく足は、運動不足の証拠だとも言われます。

 汗には、サラッとした汗と、ベタつく汗があり、運動不足の中高年の人に、圧倒的に多いのはベタつく汗で、実際に、運動している選手と、特に運動をしていない人を比べると、全く汗の質が違うと言われます。
人間は、気温が25℃以上になると汗をかきます。
室温を25〜26℃に設定して寝ると、本人は気づかなくても、かなり汗をかいています。
その汗を洗い流さず、そのままにしておくと、汗の中の物質が反応して、汗もや湿疹などの皮膚病を起こします。
特に、朝シャンをして欲しい人は、過去にアトピー性皮膚炎だった人や、蚊に刺されると真っ赤に腫れてなかなか治らない人、洗剤などでかぶれやすい人です。



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