ちょっと一工夫
おばあちゃんの知恵袋


☆大根の皮を取らぬあほう、しょうがの皮を取るあほう。
大根下ろしは、皮をむいてから下ろした方がおいしく、反対に、しょうがは、皮のまま下ろした方がおいしく、効果も高いです。

☆湯を7部、泡8部。
抹茶の立て方です。
やや泡の方を多めにし、泡は、猫が背中を立てた時のように、中央がふっくらと膨らむように立てるのが理想的です。

☆さばの生き腐れ。
さばの内蔵には、強力な消化酵素が含まれています。
死ぬと、自家消化よりスピーディーに分解します。
もし、腐敗菌がつくと、急速に繁殖し腐ってしまいます。
買ったら、すぐに調理することです。

☆寿司を食ったら、ガリも食え。
しょうがには、殺菌力のある、からみの成分シンゲロンが含まれています。
寿司屋で出すガリは、単に箸休めのためではありません。
生物の魚貝類で、食中毒を起こすことがないように、しょうがを共に食べさせると言うわけです。

☆大根頭に、ごぼう尻。
これは、食べておいしい部分のことです。
大根の辛味は、和からしと同じ、シンブリン成分です。
大根一本の中でも、成分の分布が違います。
頭に近い方が、辛味成分が少なく甘みがあります。
ゴボウは、頭の方が硬く、尻尾の方が、柔らかくておいしいです。

☆小豆を煮るのに、竹の皮。
小豆を煮る時は、竹の皮を鍋に入れると、小豆が割れないで早く柔らかく煮ることができます。

☆花見すぎたら、蛎(かき)食うな。
5月から、8月の暖かい季節の蛎を食べてはいけないと言う意味です。
特に、産卵期の8月は、生殖巣が毒かしやすいです。
また、うまみの成分のグリコーゲンが減りますので、味も落ちます。

☆表4部に、裏6部。
これは、魚の焼き方のコツです。
表側が、きれいに見えるように焼くには、表から先に4ぶ、裏返してから6ぶ焼いて仕上げます。
魚は大名に焼かせ、餅は乞食に焼かすということわざもあります。

☆新米は同量、春から夏は2割、古米は3割増し。
ご飯を炊く時の水かげんです。
お米は、古くなるほど水をよくすいます。

☆今日の一針、明日の十針。
物事えの対策が遅れれば、遅れるほど面倒になる例えです。
綻びなどを見つけたら、すぐに縫うこと。
今日なら一針ですむところを、明日になると十針も縫わなくてはならないほど広がってしまうこともあるということです。



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