アウリンの幡多弁辞典
わ行


「わ」

☆わ→自分
 この『わ』は、単純に、『自分』と言う意味です。
この辺りでは、『おんだあ』とか、『だら』とも言いますし、女の人でも、『おら』とか、『わし』と言うこともあります。
ちなみに、お前は『われ』と言います。

☆別れ寒→寒さが緩む
 この別れ寒』は、寒さが緩み、山菜が取れる時期のことを言います。
ちなみに、田植えの頃のさむさは『田植えがった』と言います。

☆*わさみも→一言も
 この『わさにも』は、単純に、『一言も』と言う意味です。
同じような意味の言葉に、『ほのけにも』があります。
例文→明日、車をこうちゃることは、わさにも言うちょらんけん、たまげるろうぜねえ。
解説→明日、車を買ってあげることなど、一言も言っていないから、驚くだろうね。

☆*わく→まびく
 この『わく』は、野菜などを『間引く』と言う意味ですが、竹の皮や、葉っぱなどを、細かくさくことも言います。

☆わやにする→ばかにする 粗末にする
 この『わやにする』は、『ばかにする』と言う意味ですが、この辺りでは、物を『粗末にすること』も『わやにする』と言います。

☆*わやくちゃ→むちゃくちゃ
 この『わやくちゃ』は、単純に、『むちゃくちゃ』と言う意味です。
この辺りでは、『わやくた』とも言います。
同じような意味の言葉に、『めちゃめちゃ』があります。

☆*悪がね(わるがね)→いたずら坊主
 この『悪がね』は、単純に、『いたずら坊主』と言う意味です。
同じような意味の言葉に、『がいみそ』があります。



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